髪にとって良い食べ物には目を向けるが、悪い食べ物はスルーするでは、薄毛リスクが高くなるだけ。
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刺激物
強い刺激物を食べると、体だけでなく頭皮からも汗が吹き出し、皮脂腺から大量の皮脂も分泌され、過剰な皮脂は酸化して固くなります。
そうなると、毛穴が詰まるだけでなく、汗や皮脂を好む雑菌の大繁殖をまねく場合も。
そこまでいかなくても、過剰な皮脂分泌は毛穴に汚れが付着しやすくなり、毛穴が詰まると髪を生みだす細胞の活動が低下して、元気な髪が育ちにくくなります。
とはいっても、刺激物を全く摂らないのもNG。刺激物は頭皮の血行促進だけでなく代謝促進にもなり、毒素の排出を助けてくれるため、適度な刺激物は育毛にもプラスです。
また、刺激物というと辛い香辛料を想像しますが、コーヒーや紅茶なども刺激物といわれており、とり過ぎはNG。(適量は1日2~3杯)
発毛にも関わる「アデノシン」という体内物質は、コーヒーなどに含まれるカフェインによって、その働きが阻害されると示唆されているからです。
ちなみにカフェインは抹茶や緑茶に多く含まれており、コーラなどの清涼飲料水も高含有です。
脂肪分
動物性の脂を含んだ肉類なども食べ過ぎると、性質の悪い皮脂となり毛穴をつまらせる原因になることも。
動物性脂肪は飽和脂肪酸が多く含まれており、悪玉コレステロールを増やしてしまう。血液がドロドロになりやすく血流の悪化を招くため、毛細血管の隅々まで血液が行き届かなくなります。
ただ、脂肪分も刺激物と同様に、全く摂らないのもNG。飽和脂肪酸は血管を丈夫にする作用もあり、健康維持のためにはある程度の摂取が必須と考えられています。
健康診断で目安にするのは「アルブミン」。この数値が低いと、血管から血液が染み出してしまい、むくみなどを生じさせ、血液に含まれる大切な栄養素まで逃げていきます。
アルブミンの数値を正常に保つためには動物性脂肪は欠かせません。
髪に目を向ければ、動物性脂肪は髪の材料となる良質なタンパク質を豊富に含んでおり、不足すれば細く弱い髪になります。
脂肪分でもっとも悪く摂らなくてもいいのが、ポテトチップスなどのスナック菓子。
油分が多く血流を悪くするだけでなく、発毛を阻害する食品添加物が多いため、まぎれもなく薄毛につながる加工食品。こちらは適量ならOKではなく、薄毛リスクを高めるだけなので、避けるべき食品です。
塩分
塩分の摂りすぎがすぐに薄毛に直結するわけではないですが、長い間の過剰摂取状態が続けば薄毛体質になりやすい。
健康にも悪く、高血圧や動脈硬化のリスクが高まり、血管が硬くなって毛根に血液がスムーズに送られなくなります。
また、塩分はヘアサイクルを正常に保つための「IGF-1」という成長因子を抑制するとも言われており、そうなれば髪の成長期が短縮されて、育ちきる前に抜け落ちてしまう原因に。
ラーメン好きが薄毛になるといわれるのは、塩分がたくさん含まれていることも理由の一つ。また、油分も多く含んでいるので、薄毛を促進する食べ物です。
さらに、食品添加物までたっぷり含んだカップラーメンは危険。ほどほどにしましょう。
アルコール
適量のアルコール摂取、髪の成長を阻害しない時間帯に飲むなら問題ないですが、過剰摂取および寝る直前まで飲んでいると抜け毛を増やします。
お酒に含まれるアルコールは、飲酒3時間後に「アルデヒド」という毒素にかわるため、その解毒のために肝臓に負担をかけます。
肝臓には体内に取り込んだ栄養素をたくわえ、必要に応じて栄養素を血中に放出する働きがあり、とうぜん髪のもととなる栄養素も、肝臓の働きしだいでは不足してしまう。
就寝直前まで飲酒していると、髪が成長する時間帯に、アルデヒドの解毒が優先されてしまい、髪の栄養素が毛根にうまく送られなくなり、抜け毛の増加につながります。
最後に!
何事も偏り過ぎると良い方向には向かないので、バランスよく食べることが大切ということですね。
とはいっても、カップラーメンやスナック菓子は食べないほうがいいですし、コンビニ弁当なども控えたほうがいいでしょう。
とくに揚げ物系のコンビニ弁当は危険ですね。大量に調理される揚げ物の油は使い回しされるケースがほとんど。
酸化した油は発がん性や動脈硬化が取り沙汰されており、体には害悪でしかないですね。
今までこうした食べ物を好んでいた人が、いきなり削ろうとすればストレスにもなるので、徐々に取り組んでみてはいかがでしょうか。