ハゲはガンにならないという都市伝説的なことが言われていますが、
統計からハゲの多い白人は日本人よりも、はるかに胃ガンが少ないそうです。
案外ウソではないようですが、薄毛改善に成功したスカルプDシャンプーで
お馴染みの宮迫博之さんが胃ガンになったことで、
薄毛治療をされている方の中には、不安を感じた方も多いことでしょう!
薄毛治療クリニックなどで処方されるプロペシアに、発がん性があるのでは?
個人的にはプロペシアを服用したことがないので、
発がん性について知らなかったのですが、因果関係は不明としながらも、
その他の注意で男性乳ガンのことが記載されています。
海外で実施された、3,047例(平均年齢:63歳)の前立腺肥大症患者を対象としたプラセボ及び比較対照薬との 4 ~ 6 年間の臨床試験において、フィナステリド 5 mg投与群(本剤承認用量の 5 ~25倍用量)で 4 例の乳癌の報告があったが、フィナステリド非投与群ではみられなかった。3)一方、別の3,040例(平均年齢:64歳)の前立腺肥大症患者を対象としたプラセボとの 4 年間の海外臨床試験では、プラセボ投与群において 2 例の乳癌の報告があったが、フィナステリド 5 mg投与群ではみられなかった。4)また、18,882例(平均年齢:63歳)の健康男性を対象としたプラセボとの 7 年間の海外臨床試験では、フィナステリド 5 mg投与群及びプラセボ投与群で各 1 例ずつ乳癌の報告があった。5)なお、海外の市販後において、フィナステリド 1 日 5 mgを投与された患者で男性乳癌が報告されている。
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ハゲはガンになりにくい!
「ハゲにガンなし?」は、古くから医療に携わる人の間で、
語られていることらしいです。
それを検証すべく、久留米大学医学部の柿添建二氏が胃ガンの
入院患者663人を調べたところ、ハゲていた患者は約30人だったそうです。
日本の成人男性の薄毛率は25%を超えていますから、
数字的にみれば5%に満たないので、やはりハゲはガンになりにくいようです。
また、米国ワシントン大学医学部の研究でも、
ハゲは前立腺ガンのリスクが低いと結果が出ています。
ワシントン大学で40代の男性2000人を調査したところ、
30歳までにしっかりハゲた人は、前立腺ガンのリスクが
29〜45%低いという結果が出ています。
理由は男性ホルモンが影響しているらしい。
つまり、ハゲの原因といわれている過剰な男性ホルモンが関係して、
胃ガンになりにくくしているようです。
そういえば、私の近親者の中にガンで亡くなった方は誰もいないですね。
ハゲの方はたくさんいますが…。
プロペシアの発ガン性!
今のところプロペシアの発ガン性は裏付けられていません。
しかし、米国食品医薬品局(FDA)は下記のように注意を促しています。
米国食品医薬品局(FDA)は、主に前立腺肥大の治療に用いられる薬剤が、悪性度の高い(aggressive form)前立腺癌(がん)の発症リスクを増大させる可能性があるとして、新たな警告表示を求めている。該当する薬剤は、Proscarプロスカーおよびプロペシア(ともにメルク社製※日本ではプロペシアのみ承認)、AvodartアボダートおよびJalynジャリン(ともにグラクソ・スミスクライン社製※いずれも日本国内未承認)などの商品名で販売されている。FDAによると、2002~2009年に約500万人の男性がこのクラスの薬剤を処方されており、そのうち約300万人が50~79歳であった。FDAは医師に対し、前立腺癌(前立腺肥大と症状が似る)および他の泌尿器系疾患が除外されるまで、これらの薬剤を患者に使用しないよう医師に助言している。
引用元:HealthDay News
つまり、前立腺肥大治療薬が悪性度のたかい前立腺ガンの発症リスクを
増大させる可能性があるとしています。
ただし、対象となっているのはプロスカー(有効成分フィナステリド5mg)と
アボダート(フィナステリドより強力なデュタステリド)についてです。
プロペシア(フィナステリド1mg)は低用量ですが、
有効成分が同じなので、とりあえず注意を促しているようです。
プロペシアでガンになるのか?
最近の前立腺ガンの研究では、男性ホルモンは悪性度のたかい前立腺ガンに
ならないように、作用していることが分かっているそうです。
結局のところ、プロペシアに発がん性があるのではなく、
男性ホルモンの恩恵によって、胃ガンのリスクを軽減されていたハズが、
抑制することで通常確率になったとも考えられます。
最後に!
我が家のハゲ家系にはガンになった人がいないこともあり、
数字的にみればハゲ治療をすると、ガンの確率が以前より上がるのかな?
ネット上の意見も楽観的な見方が多いですから、頭の片隅に置いておけばいいように思います。
ただ、こんな記事もありますから、未だに判らない点が多い治療薬です。
ただ、こんな記事もありますから、未だに判らない点が多い治療薬です。
2017年4月22日号の『週刊現代』の記事によれば、プロペシアを中止したにもかかわらず、
1ヵ月たった頃には「視力減退」、さらには「抑うつ状態」。
ひどい時にはほとんど仕事ができない状態に陥ったそうです。
米国では知られている「ポストフィナステリド症候群」ですが、
日本の医師には周知されていないようです。
・発毛効果が高いミノキシジルタブレットの副作用!