効果がミノキシジルの3倍!本わさびが育毛を促す効果とは?


本わさびに含まれる成分に、発毛指令をだす毛乳頭細胞を活性化させる働きが確認されたようです。

ツイッターや2ちゃんねる等ではすでに盛り上がっているようで、育毛を促すメカニズムを初めて解明したのは、業務用わさび最大手の金印。

2017524日に、東京ビッグサイトで開幕する「アイフィア・ジャパン」で発表する模様。本わさびのミノキシジルより優れた効果とは?その真相について調べてみました!

【スポンサードリンク】

本わさびの葉と根茎に含まれる成分に効果!


本わさびの葉には、ポリフェノールの一種である「イソサポナリン」、根茎には辛味成分の一種である「6-MSITC」という成分がそれぞれ含まれており、これらに同様の育毛を促す効果があることが判明。

毛根奥に存在する毛乳頭細胞にイソサポナリンを加えて培養したところ、毛乳頭細胞が活性化することが観察されたそうで、ミノキシジルと比較すると、なんと3倍の効果。

ミノキシジルといえば、発毛効果が公に証明されているリアップの有効成分。つまり、リアップより3倍の育毛効果があるという事なので、薄毛に悩む人にとっては朗報ですね。

また、毛細血管を生みだすタンパク質の増加も確認されたという事なので、頭皮の毛細血管が増えれば、髪に必要な栄養素や酸素が毛包に行き届く。

それにより、萎縮してしまった毛包でも元気な髪が生える可能性があります。ちなみに、ミノキシジルでも確認されている効果です。



あくまで毛乳頭細胞での効果!

金印によると、「人の頭部での育毛効果は確認していない」とのこと。

あくまで発毛指令をだす毛乳頭細胞レベルの効果なので、元気な髪が育つ効果までは確認されておらず、研究はこれから。今後に期待ですね。

そもそも実際に髪を生みだすのは毛母細胞。細胞分裂を繰り返すことで髪が生み出されるのですから、いくら発毛指令をだす毛乳頭細胞からのシグナルが増えても、毛母細胞の細胞分裂が活発にならないと、元気な髪は育たない。

という育毛メカニズムがあるので、過度な期待はできないですが、本わさびを用いたヘアケア商品の開発が進めば、期待してもいいように感じます。



チューブわさびには含まれていない


育毛を促す「イソサポナリン」と「6-MSITC」は本わさび特有の成分なので、西洋わさびには含まれておらず、西洋わさびが用いられているチューブ入りわさびなどは対象外。

金印によれば、このように言われていますが、実際には本わさびを用いたチューブわさびもあるのですが…ですね。

また、頭皮にちょくせつ本わさびを塗れば、強い刺激が仇となって頭皮トラブルとなりかねないので、注意したいですね。



最後に!

毛乳頭細胞レベルの効果では、今までにもたくさんの研究報告があり、代表的な育毛成分でいえば、「キャピキシル」ですね。

キャピキシルも初めは、ミノキシジルの3倍の育毛効果をうたっていましたが、毛乳頭細胞レベルの効果という事もあり、現在は削除されています。

とはいっても、本わさびを食べると「6-MSITC」が体内に吸収されることが確認されているので、積極的に摂取すれば何らかの育毛効果があるかも。その際は、チューブ入りのわさびではなく「本わさび」です。