紫外線で髪が痩せ頭皮が老化、光老化を防ぐ食品とは?

紫外線で髪が痩せ頭皮が老化、光老化を防ぐ食品とは?

紫外線が強くなるにつれ、気になるのが光老化。肌なら日焼け止めを塗るなどの対策をとっているが、髪や頭皮の対策はというと軽視しがち。

夏本番の7月~8月であれば、暑さ対策も兼ねて帽子などで遮るのでしょうが、すでに5月から紫外線は強いですから、暑くないからといって油断していると、髪が痩せて切れ毛や抜け毛に繋がることも。

決して軽視できない紫外線に負けないために、積極的にとっておきたいおすすめの食品を紹介します!

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紫外線が髪を劣化させる

紫外線で髪が痩せ頭皮が老化、光老化を防ぐ食品とは?

紫外線が髪表面のキューティクルを突き抜けて、髪内部のメラニンを分解してしまうため、黒髪の色素が薄くなってしまい、赤茶けてしまう。

また、髪を構成しているのはケラチンという18種類のアミノ酸が結合したタンパク質ですが、紫外線によりケラチンを構成しているアミノ酸が酸化すると、その結合に乱れが生じてしまうため、切れ毛や枝毛といったトラブルになります。

プールや海水浴などでとくに髪が傷むのは、濡れた状態で紫外線を浴びるとキューティクルが開いているため、結合の乱れが加速してしまうため。

もちろん、キューティクルも紫外線により傷んだり剥がれたりして、髪のゴワゴワやパサパサ、ガサガサに繋がります。



紫外線が頭皮を老化させる

紫外線で髪が痩せ頭皮が老化、光老化を防ぐ食品とは?

毛髪に覆われているとはいえ、紫外線の影響は頭皮にまで達するため、皮膚の奥まで侵入した紫外線が細胞活動を低下させて老化していきます。

当然、毛穴の奥にある髪を生成する毛母細胞にもその影響がおよび、抜け毛の原因に。さらに毛母細胞が徐々に劣化していくと、毛根が萎縮しまって細い髪しか育たなくなります。

また、毛根には髪を黒く色づけするメラノサイト(色素細胞)があり、紫外線のダメージにより劣化すれば、白髪の増加にもつながります。




体内では細胞活動を低下させる活性酸素を生む

呼吸するだけでも体内では活性酸素が発生しますが、ストレスとともに活性酸素を多く発生させてしまうのが紫外線。

活性酸素は細胞活動を低下させてしまう老化の一因ですから、紫外線を浴びることで様々な機能や器官に悪影響をもたらす。

頭皮の保湿や弾力にかかわるセラミドやコラーゲンの生成もうまく行かず、皮膚のターンオーバーも乱れやすくなり、頭皮トラブルにつながる劣悪な頭皮になってしまいます。




紫外線の影響を軽減する食品

紫外線で髪が痩せ頭皮が老化、光老化を防ぐ食品とは?

紫外線を防ぐことも大切ですが、たとえ帽子や日傘で遮ったつもりでも、一定量は髪や頭皮に達してしまうので、体の内側から対策できる食品をとることは意外と重要。


紫外線により増加する体内の活性酸素は、抗酸化作用のある「ビタミンC」「ビタミンE」「βカロテン」で対策。ビタミンCはビタミンEと一緒にとることで相乗効果が生まれます。

ビタミンC
レモン、ゆず(果皮)、キウイ、ブロッコリー、イチゴ、赤ピーマン、ケール

ビタミンE
ナッツ類、うなぎ、唐辛子、ニジマス、抹茶(粉末)、植物油(オリーブ油など)

βカロテン
シソ、ニンジン、パセリ、明日葉、春菊、ニラ、わけぎ、ケール


髪の生成工場である毛母細胞の活動を助けるには「ビタミンB群」。皮膚のターンオーバーも促し、免疫力を高めて頭皮の荒れも防いでくれます。

ビタミンB
豚肉、レバー、うなぎ、卵、納豆、玄米、牛乳、豆類


髪の主成分であるケラチンの合成に欠かせないのが「亜鉛」。いくら髪の材料があっても亜鉛が不足していては、うまく髪が生成されないですから、丈夫な髪のためにも積極的にとっておきたいですね。

亜鉛
牡蠣、アーモンド、ホタテ、くるみ、ごま、大豆


紫外線により、体内のアミノ酸はどんどん消費されていくため、髪の材料となるアミノ酸が不足しては、髪が痩せていきます。とくに体内でつくり出すことができない必須アミノ酸を多く含む食品がおすすめ。

アミノ酸(タンパク質)
肉類、魚介類、卵、大豆製品、乳製品


ただ、これらを毎日バランスよくとるのは大変ですね。
そうなるとサプリメントが有効なのですが、出来るだけお金をかけたくないという人には、毎日飲める青汁がおすすめ。

青汁といってもたくさんの種類が発売されており、含まれる材料も違いますが、とくにおすすめなのが、栄養価がとても高いケールを含む青汁です。



また、グリーンスムージーとして合理的にとっても良いですね。ただし、暑い地方や暑い時期にとれる食材は体を冷やすので、ミックスする食材には注意です。




最後に!

肌なら紫外線のダメージが即あらわれやすいですが、髪の場合はすぐに現れないので気づきにくい。気づいた時にはすでに劣悪な状態。

髪を構成しているタンパク質は、じわじわと変異していく特徴があるため、常日頃のケアが重要なので、今回は食品に焦点をあててみました。

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