頭皮を押すと痛い!この病気は何?原因と対処法



頭痛のような頭の内部から痛みを感じるのではなく、
頭皮を押したり頭を触ったりすると生じる痛みって何?という感じになりますよね。

はじめはそれほど痛くなかったのに、だんだん痛みが強くなり、
ちょっと触れただけでも「ズキズキ」「ピリッ!」

これを経験しているのは自分だけかと思っていたら、
意外と多くの人が経験しているようです。

痛む場所が頭だけに、変な病気かと心配になりますし、
ただでさえ抜け毛が多いと、ハゲにも影響するのでは?と不安にもなります。
その原因は何なのか?考えられる2つの原因と対策を紹介します。

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頭皮を押すとズキズキした痛みは頭皮の凝り

頭皮を押すと、ズキズキと打撲のような痛みを感じる場合は、頭皮の凝りが原因。

本来あるべきハズの柔軟性がなくなって、頭皮が突っ張っている状態なので、
痛みを感じやすくなっています。

頭皮の皮下組織には帽状腱膜という腱と、頭部の両側に側頭筋、
前後に前頭筋と後頭筋があります。

しかし何らかの要因で、帽状腱膜と繋がっている周りの筋肉が収縮すると、
帽状腱膜が引っ張られて頭皮を圧迫します。

肩や首の凝りと同じように、頭皮の血流も悪くなり老廃物の代謝が滞ってしまい、
凝り固まっている状態ですから、酷くなると触れるだけでも痛みを感じます。



頭皮に触れるだけでピリピリ痛むのは頭皮神経痛

頭皮を押すと痛い!この病気は何?原因と対処法

頭皮に電気が走ったようにピリッと痛む厄介な神経痛で、
人によってズキズキした痛みを感じる場合もあり、症状は様々。

常に痛いのではなく、頭皮に触れた時や髪をセットしている時など、
頭皮に刺激が伝わるたびに痛みが走る。

経験では、痛みは数秒から十数秒、一瞬の痛みで済む場合がほとんどですが、
いったん痛みを発症すると、数週間~1ヵ月ていど断続的に痛みを感じます。


後頭部には「大後頭神経」「小後頭神経」「大耳介神経」があり、
後頭神経痛とも呼ばれているこの症状ですが、

酷くなると、頭髪が風でなびくだけでもピリッと激痛が走るので、
あまりにも症状が酷い場合は、病院で神経ブロック注射してもらうと和らぎます。
鎮静剤やビタミンB12剤などの服用で緩和されることもあります。

とうぜん神経痛なので、ストレスが大きな要因になりますが、
睡眠不足や季節の変わり目など、ストレスが体に与える影響は人によって様々なので、
一概にストレスといっても明確な原因は個々の習慣によります。



頭皮の痛みに共通する要因

「頭皮の凝り」「頭皮神経痛」どちらにも共通する要因は、頭皮の血流が悪く、
頭皮の柔軟性もないこと。ビタミンB12不足の可能性も。

頭皮が痛みを感じやすくなっている。というか、代謝も悪いですから、
痛みを感じる物質も代謝されず、刺激に敏感になっている状態ですね。

・日中に傷んだ身体の修復は睡眠中に行われますが、
睡眠不足から身体の修復が追いついていない。

・首や肩の凝りが酷く、頭皮にうまく血液が流れていない。

・デスクワークなど、長時間の同じ姿勢で過ごし、血流が滞ってしまっている。

・パソコンやスマホ、ゲームなどによる眼精疲労。


頭皮の痛みに共通する対策

頭皮を押すと痛い!この病気は何?原因と対処法

睡眠をしっかりとる

寝不足ですと、交感神経と副交感神経のバランスを保っている自律神経が乱れ、
血管を緩める副交感神経が働かず、収縮させてしまう交感神経が優位になってしまう。
そうした状況下では痛みを感じやすくなります。


デスクワークが多い人は定期的に体を動かす

血行は周辺の筋肉が収縮することで促されますが、同じ姿勢でいると、
血管周辺の筋肉が動くことなく、血行不良となりリンパの流れも悪くなります。

首や肩の凝りは、そのまま頭皮の痛みが発生しやすい状況なので、
「凝り」がある人はストレッチなどを行い、解消する努力が必要です。


食べ物をよく噛む(咀嚼回数を増やす)

食べ物をよく噛むという、たったこれだけの行為でも、
頭皮へつづく首周りの血管が収縮を繰り返すため、血行が促されます。

ビタミン類を多く摂取する

とくにビタミンB12を積極的に摂取したいですね。
神経細胞の中にある「核酸」の合成を助けるビタミンB12は、
脳からの指令を末梢神経まで正確に伝えるために必要となる栄養素。

核酸は細胞の再生に欠かせない働きをするため、
そのサポートをするビタミンB12不足は神経を過敏にしてしまう。

また、神経系の腰痛、不眠症や時差ボケの解消にも、
ビタミンB12が有効とされています。


体をあたためる食材をとる

体を冷やしてしまう食材ばかり食べていると、手足などの末端部が冷えます。
頭皮もとうぜん心臓から離れた末端部ですから、冷えて細胞活動が低下してしまう。

そうなると、コラーゲンなどの頭皮の柔軟組織がうまく構築されなくなり、
潤いもなくなって、本来なら感じないハズのちょっとした刺激でも、
痛みが何倍も増幅されます。

ニンニクや唐辛子、ネギなどは体を温める。中でも生姜は体の内側から
ぽかぽか温めてくれるのでおすすめです。



最後に!

頭皮の痛みは頭部だけに、大病が隠れていることも排除できないので、
心配な人は念のため病院で診てもらいましょう。

紹介した症状に当てはまるようであれば、長くても1ヵ月半ていどで
解消する場合が多いです。あくまで経験上ですが。

個人的には、季節の変わり目にピリピリ痛むのが習慣になっていますが、
対策をとったことで痛みの程度が緩和され、抜け毛も落ち着いています。

気温が変化だけでも体にとってはストレスなので、詳細な原因は人それぞれでしょうが、
まずはしっかり睡眠をとることがいちばん大切です!


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