頭皮が硬い=ハゲが広く知れわたっているので、
髪がヤバくなってから、はじめて自分の頭皮の硬さをチェックする方も多いようです。
そうすると、ほとんどの方はその時に自分の頭皮の硬さに気づくことになり、
頭皮マッサージをやり始めて、無理やり頭皮を柔らかくしようとする。
しかし、薄毛が進むだけで一向に改善できないのも事実ですね。
そもそも表面的なものを改善したとしても、髪は体の中から生えるので
内面的な要因を改善しないことにはほとんど意味がなく、
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ハゲ=頭皮が硬いは本当?
薄毛、ハゲの人の頭皮は適度なハリや弾力がなく、
髪が育ちにくい環境であることには違いないですね。
頭皮が突っ張った感じで可動性がない、皮膚代謝がうまくいかず、
古い角質が頭皮を覆っている状態は、髪の成長にマイナス要因。
髪の土壌である頭皮に十分な血液が行きわたらず、
栄養や酸素が届いていないから、痩せた大地に作物が育たないのと同じで、
栄養分が届かなければ髪も育たなくなります。
無理やり頭皮を柔らかくすれば逆効果!
血行不良が頭皮の硬くなる要因の一つ。ハゲやすくなる理由ですが、
肌や頭皮の質は個人個人ちがうので、外的要因で何とかなるものではない。
頭皮をたたいたり揉んだりすれば、一時的に血行が良くなりますが、
スグ元に戻ってしまう。
整体などでマッサージしてもらうと、一時的には体が軽くなりますが、
数時間もすれば元に戻ってしまうのと同じ。
だからといって永遠にマッサージを続ければ、体が痛くなり逆効果。
それと同じで、一時的に頭皮の血流を良くしても硬い頭皮は変わらない。
無理やり柔らかくすれば、やり過ぎて毛細血管を傷つけてしまい、
頭皮がたるんだ状態になり、髪が育ちにくい劣悪な頭皮になります。
適度なマッサージが良い!
「過ぎる」がNGあって、適度に行えば育毛をサポートしてくれます。
一時的にしか血流が良くならなくても、育毛剤の塗布後に頭皮マッサージをすれば、
効果を高めてくれる。
また、髪が成長するのは睡眠中ですから、就寝前に頭皮マッサージをして
血行を促せば、育毛にプラス効果を生みますし、
適度なブラッシングなら、頭皮が刺激されて血行促進につながります。
頭皮を柔らかくするより、血行促進に努めることが大切ですね。
柔軟な頭皮にするには内面的な対策が必要!
頭皮の硬さを決定づけるのは、血流だけではないですね。
皮下組織が薄っぺらい状態では、柔軟性が低下するのは当然。
皮下組織は、エネルギーを脂肪というかたちで蓄える役割もあるので、
腕などと同じで体質によって厚みが違い、柔軟性も違う。
加齢により、脂肪をたくわえる能力が低下すれば、皮下組織が薄くなり
頭皮が硬くなっていく。
また、肌は表皮、真皮、皮下組織で構成されていますが、
保湿性を司る真皮のほとんどを占めるのはコラーゲン。
何らかの理由でコラーゲンが不足しても、頭皮の柔軟性が失われます。
頭皮が硬いことに着目しても、いろいろな条件が積み重なった結果なので、
硬くなってしまう過程にアプローチしなければ、育毛にプラスとならない。
頭皮が硬くなるという表面的な事象より、その過程となるストレスや体の冷え、
食生活、睡眠、運動など、体の様々な機能の向上に努めるほうが
育毛には合理的です。
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