薄毛、ハゲの頭皮はハリや弾力がなく硬くなる傾向ですが、
どうしてなのでしょうか?
硬いと髪を育てる土壌の頭皮が疲弊しているだけであって、
必ずハゲるわけではないですが、薄毛の方の頭皮は硬いのも事実ですね。
さらに硬くなっていけば、毛が生えにくい柔軟性がない頭皮になって、
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血行不良
齢を重ねれば、身体のいろいろな機能がどんどん低下していくので、
頭皮が硬くなりがち。
なかでも血行不良が原因で硬くなっていくと、育毛には大きなマイナス要因。
・ストレス
強いプレッシャーを受けると、血管が収縮してしまい血流が悪くなる。
一時的になら影響は少ないが、不安や心配ごとが常にあるとストレスとなり、
自律神経、ホルモンバランスの乱れにつながる。
自律神経、ホルモンバランスの乱れは、体の様々な機能を低下させるので、
心臓から遠い頭皮にまで血液が届きにくくなる。
・冷え症
悪しき生活習慣や偏った食生活で、血液がドロドロだったり血管が細かったりすると、
手足同様に心臓から離れている頭皮へあたたかい血液が届かなくなる。
また、生命維持に関わるところに栄養分を含んだ血液を送ろうとするので、
内臓を冷やすと、あたたかい血液が臓器に集中して頭皮に送られなくなる。
体を冷やしてしまう食べ物や飲み物、湯船に浸からずシャワーだけで済ますと、
深部体温が下がってしまい、末端部にあたたかい血液が送られなくなります。
・肩こり、首こり
肩こり、首こりは、首から頭部へかけての筋肉が緊張して収縮するため、
血管が圧迫されてしまい血行が悪くなります。
パソコンなどのデスクワークを姿勢が悪い状態で続けると、
肩こりを起こす筋肉が緊張しっぱなし。筋肉が酸欠状態となり、
肩こりの慢性化につながります。
保湿成分の不足
頭皮の柔軟性は水分が不足しても、乾燥してハリや弾力がなくなり
硬くなります。
・コラーゲン不足
肌のハリや柔軟性は、皮膚の真皮の70%を占めるコラーゲンによるもの。
このコラーゲンは加齢にでも減少しますが、外部からの刺激で起きる炎症でも、
たくさんのコラーゲンが破壊されてしまう。
細胞同士を繋ぎとめる働きもあるコラーゲンが不足すれば、
皮膚の柔軟性が失われてしまい頭皮が硬くなっていきます。
・頭皮のダメージ
肌老化の60%以上は紫外線によるもの。また、カラーリング剤や
パーマ液でも頭皮にダメージが蓄積されます。
ダメージを受けた頭皮はバリア機能が低下するため、
皮膚の水分の蒸散をふせぐ細胞間脂質が壊れて、皮膚内部の水分が逃げていきます。
保湿力を失った頭皮は硬くなるだけでなく、外的刺激に敏感に反応してしまう
敏感肌となり、髪が育ちにくい荒れた頭皮に移行してしまう。
・ターンオーバー(皮膚細胞の生まれ変わり)の乱れ
ターンオーバーが早くなったり遅くなったりすると、
肌にシミやシワなどができやすくなると共に、硬くなりやすく
乾燥肌、敏感肌の原因になります。
肌をキレイに保てる周期は、正常な20代の28日周期といわれている。
加齢によりシミやシワができやすくなるのは、ターンオーバーが
どんどん遅くなっていくのが原因。
ターンオーバーの乱れは加齢だけでなく、自律神経やホルモンバランスが
崩れても乱れてしまうので、ストレスをため込まず規則正しい生活が大切。
とくに良質な睡眠をとることが重要。睡眠中に分泌される成長ホルモンにより、
髪の成長とともにターンオーバーも促されるので、睡眠不足は頭皮も硬くします。
最後に!
頭皮の硬さには個人差があり、フサフサな髪だったころの硬さが正常な状態。
加齢により硬くなっていくのはどうしようもないことですが、
急激に硬くなるのは異常事態なので注意したいですね。
日頃から、自分の頭皮の硬さをチェックすることも大切ですが、
無理やり柔らかくしたところで、育毛にプラスにならないですから。
薄毛の要因の一つだけに目を向けず、髪は体の内側から生えるものなので、
髪が生えやすい体質にシフトさせることが大切です。