「桑白皮(そうはくひ)エキス」には、ヘアサイクルの休止期を短くして
発毛を早める作用が確認されています。
さらに、AGA(男性型脱毛症)の原因酵素である5αリダクターゼの働きを
抑える効果もあるのだとか。
たまたまテレビの健康番組をみていたら、蚕が食べる桑の葉に
「糖尿病の改善効果がある!」というので、
頭皮の老化の原因の一つである「糖化」も防ぐのでは?
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桑白皮(そうはくひ)エキスとは?
クワ(桑)の根皮(桑白皮)を乾燥させてから抽出されたエキス。
クマリンやフラボノイド(モルシンやクワノンA~H)などを含んでおり、
美白効果や抗酸化、抗アレルギー、抗菌、抗炎症、保湿作用があり、
フケや痒み防止にも効果があります。
アンチエイジングも期待でき、とくに美容効果が高いことから、
たくさんの美白化粧品に配合されている。
育毛剤やシャンプーでは、「モンゴ流Deeper3D」、「モンゴ流シャンプーEX」に
配合されています。
桑白皮エキスの育毛効果!
・動物実験で休止期が短くなった
ウサギを使った動物実験で、ヘアサイクルの休止期が短くなり発毛を早めた。
ヒトの脱毛症とよく似た休止期状態にある生後22週頃から5週間の
ニュージーランド ウサギを用いて、塗布した部位と非塗布部位の発毛を
比較したところ、
塗布した部位だけが発毛し、 「桑白皮エキス」にヘアサイクルの変換作用が
あることを確認。
・5αリダクターゼの抑制効果も確認
「桑白皮エキス」に含まれる成分について調べたところ、
AGAの原因酵素である「5αリダクターゼ」の働きを抑えることがわかったそうです。
髪の成長を止めてしまうDHTは、5αリダクターゼの働きにより
男性ホルモンが変換された元凶ホルモンですから、
5αリダクターゼの阻害効果もあるとなれば、かなり秀逸な成分。
しかし、肝心の桑白皮エキスに含まれる成分のなにが効果を発揮するのか?
については調べてみましたが、よくわからないですね。
ヒトの臨床試験でも男女の脱毛症に効果を発揮!
参照元:富士産業研究開発センター
男性55名と女性13名に、「桑白皮エキス」を用いて臨床試験を行ったところ、
男性型脱毛症の約6割、女性型脱毛症の5割以上が改善した。
動物実験だけでなく、ヒトにおいても休止期状態にある毛が
11日も休止期が短縮され、発毛する成長期へ変換されることが確認された。
ミノキシジルとの比較試験でも、ミノキシジルが30日、
桑白皮エキスが21日という結果。
桑白皮エキスが21日という結果。
つまり、抜け落ちるのを待っている毛が早く抜けて、
より早く毛が生えだすということです。
桑の葉と糖尿病の関係!
桑の葉だけに含まれる「1-デオキシノジリマイシン」は、
食事などからの糖分が体内へ吸収されるのを阻害します。
すべての糖分が阻害されるわけではなく、ゆっくり吸収される特徴を持ち、
食後に急上昇してしまう血糖値を抑え、糖尿病の予防や改善に効果を発揮する。
糖尿病モデルマウスに桑の葉をまぜた餌を与えたところ、
糖尿病の発症率を有意にすることが確認されている。
ヒトに実施したデータからも、糖尿病予備軍(空腹時血糖値102~147mg/dl)
の方10名に、桑の葉とプラセボ(偽薬)の比較実験で、
4週間で空腹時の血糖値を低下させることが確認されている。
第23回肥満学会でも、桑の葉の糖分吸収抑制作用は、
医薬品として販売されている糖吸収抑制薬とほぼ同等の効果があると
発表されています。
桑の葉の育毛効果!
桑白皮のように、男性の脱毛症に直接アプローチする作用はないかもですが、
桑の葉の糖を抑える働きは、余った糖がタンパク質と結合して
老化を進めてしまう「糖化」の抑制につながります。
血液中のコレステロール値や中性脂肪を改善する効果もあり、
健康な髪が育つために必要な体内の環境が整う。
また、ミネラルも豊富に含まれており、髪の生成に欠かせない亜鉛や
ビタミン、ポリフェノール、アントシアニンなどの強い抗酸化作用を持つ
栄養素も豊富に含まれている。吸収率の高いアミノ酸も含まれているのが特徴。
桑の葉は意外と簡単にお茶として飲むことができるので、
こういった秀逸な効能を持つ桑の葉を利用すれば、
髪が育つ体質にシフトできそうですね。
最後に!
キャピキシル配合「モンゴ流Deeper3D」で育毛効果を得られている方は、
もしかすると、この「桑白皮エキス」との相乗効果で得られていることも
考えられますね。
モンゴ流Deeper3Dの詳細記事⇒ モンゴ流スカルプエッセンスDeeper3D
シャンプーに発毛効果はないので、フケや痒みを抑えるために
「モンゴ流シャンプーEX」にも配合されているのでしょう。
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