「頭がかゆくてたまらない!」そういった経験は誰にもありますが、常にかゆくては育毛にとってマイナス。薄毛ならハゲの恐怖が脳裏をかすめます。
薄毛でなくても、ツヤがあってサラッとした美しい髪を手に入れたいと願っているのであれば、頭が「かゆい」という症状はないほうがいいですね。
アレルギー体質や乾燥肌の方は、ちょっとした刺激でも頭皮が敏感に反応してしまうため、注意しておきたいところです。
頭皮のかゆみ対策はハゲ対策と重複しますから、薄毛を進行させないために、意識しておきたい11コの改善点をまとめました。
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1. 睡眠時間が短い
毎日の疲れた身体を修復してくれるのは睡眠。睡眠時間が短いと、身体の修復が不完全な状態で朝をむかえることになり、脳がかゆみというかたちでシグナルをだす。
また、寝つきが悪く夜中によく目が覚めたりするのは、睡眠の質がわるい状態なので、自律神経やホルモンバランスの乱れにも繋がり、頭皮のかゆみという形であらわれる事もあります。
睡眠の質が悪いという事は、成長ホルモンの分泌が少なくなり、髪の成長に関わるホルモンの減少にもつながるため、丈夫な髪が育ちにくい眠りです。
アルコールには皮膚血管を拡張して汗を出しやすくするといった性質があり、発汗からかゆみを招く。
適度な飲酒であれば、体に良い効果をもたらしますが、飲み過ぎると血行が良くなり過ぎて、かゆみが強くなります。
そもそも体の機能に栄養素を排出する働きもある肝臓に負担をかければ、うまく代謝機能が働かなくなり体内に毒素がたまって、さらなるかゆみとなる場合もあります。
肝臓に負担をかける行為そのものが、髪の生成機能を低下させることにも繋がり、抜け毛増加に拍車をかける。
3. ストレスがたまっている
思うようにいかない時、思わず頭をかくという行動をとってしまい、強くかき過ぎたり、爪が伸びていたりすると、頭皮の表面にある角質をひどく傷付けてしまう。
頭をかくという行為には、落ち着きを取り戻そうとしてとる行為の一つですから、ストレスは結果的にかゆみの原因をつくり出します。
常にそういった精神状態では自律神経も乱れやすく、毛細血管が収縮した状態の慢性化となり、頭皮に大切な栄養分が届かなくなり、薄毛の進行を速めます。
4. シャンプーが合っていない
まいにち頭がかゆい人は、シャンプー剤に含まれる成分や刺激が合っていない可能性が高い。そういった人には少し高くても、低刺激のアミノ酸系シャンプーがおすすめ。
若い頃は、皮膚のターンオーバーが28日という周期で正常に行われやすく、高級アルコール系のシャンプーを使っても問題が生じない場合が多いですが、加齢とともに皮膚のターンオーバーが遅くなるため、強い刺激に耐えられなくなる。
高級アルコール系の洗浄成分は石油系成分なので、とうぜん洗浄力が強く頭皮にも石油系成分は悪影響なのは確か。
若い頃のような回復力もないので、徐々に頭皮の荒れが拡大して不毛な大地となっては、薄毛も進行していきます。
5. シャンプーをしない、またはやり過ぎ
シャンプーは頭皮の汚れを洗い流すためのものですから、適度に行うことが大切。
頭皮に溜まった皮脂や整髪料、ホコリなどをしっかり落とすことに心掛けましょう。
1日1回夜が基本、朝シャンもNGです。頭皮を乾燥から守るバリア機能は皮脂が不可欠。その皮脂をとり過ぎると、荒れた頭皮になりかゆみも強く感じます。
潤いがなくなり柔軟性もない頭皮は痛みも感じやすく、抜け毛に直結しやすいです。
6. シャワーの温度が熱すぎ
熱いお湯でシャンプーすると、なんだかスッキリして気持ち良かったりしますが、熱すぎるお湯は肌の中でもよわい頭皮には大敵。
その刺激から、皮脂の過剰分泌を招いたり、必要な皮脂まで落としてしまったりと頭皮の乾燥から荒れの原因になり、かゆみを引き起こします。
スッキリして気持ち良い状態が育毛に良いとは限らないですね。逆効果になる場合がほとんどなので、お湯は38℃まで、40℃以上は避けましょう。
7. シャンプーをしっかり洗い流していない
シャンプー剤はしっかり洗い流さないと、頭皮のトラブルの原因になります。
いくら頭皮に優しいシャンプーでも、頭皮からすれば不要な成分であるのは明らか。
どんなに高級なシャンプーを用いても、自然由来の成分が含まれているのですから、腐らないように防腐効果のある成分が含まれている。さらに安定剤や成分を抽出するためにアルコールなどが用いられるため、頭皮に残していいハズがない。
しっかり洗い流すのは面倒な作業ですが、毎日の残りカスの蓄積がかゆみとなるだけでなく、毛穴状態を悪化させて抜け毛の増加につながります。
シャンプーのぬめりがなくなったからOKではなく、3~5分すすぎましょう!
8. 髪をしっかり乾かしていない
髪や頭皮を乾かさず放置すると、頭皮に雑菌が繁殖しやすい状態になります。
繁殖した雑菌が毛穴に刺激を与え、皮脂分泌を増やすとともに、頭皮湿疹や頭皮ニキビを誘発すれば、さらなるかゆみに繋がりますし、毛根にとっても過酷な状態に陥ります。
頭皮の嫌なニオイの原因にもなるので、シャンプー後はドライタオルで水分をきり、ドライヤーを使って髪だけではなく、頭皮も乾かすようにしましょう!
9. ドライヤーのあてすぎ
何でもやり過ぎるのは良くないです。ドライヤーの熱で頭皮が乾燥しきってしまうと、頭皮のうるおいを保つ役目もある皮脂が頭皮を守ろうとするので、大量に分泌されてしまう。
それが毛穴のつまりや雑菌の繁殖などを招き、ニキビなどの吹き出物や脂性フケの原因になります。
ドライヤーの熱は髪を傷めるので控えたいという人は、現在では育毛効果が立証されているドライヤーも発売されているので、こうしたドライヤーを選んではいかがですか?
10. 冷暖房の使いすぎ
冷房と暖房、どちらも頭皮が乾燥しやすい状態をつくります。
長時間乾燥した室内で過ごすと、頭皮の乾燥から何となくかゆいという感じになります。
とくに冷房は末端冷え性から頭皮の冷えにもつながり、血行不良や代謝低下で毛根には劣悪な状態。ダメージが毛根に蓄積されると薄毛も進行します。
11. 花粉症・アレルギー
花粉症の時期は目や肌がかゆくなったり、咳が出たりしますが、
頭皮のむくみがあらわれる人も少なくない。
頭皮にも同じようにかゆみが起きているという事は、髪の生成工場である
毛母細胞の活動を阻害してしまう。さらに頭皮の血流も悪くなっています。
それにより抜け毛やフケが一時的に増えることもあるので、
花粉症の時期に抜け毛が増える人は、しっかり対策しておきたいですね。
アレルギーでも同様のことがいえます。
頭皮にかゆみを引き起こす原因の中でも、シャンプーの占める割合が多いのではないでしょうか?
市販の安いシャンプーの洗浄成分は、ほとんどが石油系の合成界面活性剤。
洗浄力が強く大切な皮脂をとり過ぎてしまう欠点があり、かゆみの原因になりやすいシャンプー。
今まで何ともなかったとしても齢を重ねるにつれ、身体の修復力も落ちてきますから、頭皮のかゆみに繋がる可能性が高くなります。
ずっ~と、何となく頭がかゆいといった方は、シャンプーや洗髪のしかた、生活習慣を見直してはいかがですか?