呼吸が浅いと薄毛になる?ハゲの少ないインド人から学んでみた!


現代人は呼吸が浅くなっているといわれており、もしかしたら薄毛の原因になっているのかも。

呼吸が浅くなる要因は諸説ありますが、ストレス社会になったことも要因のひとつ。

深い呼吸が身につくヨガは「呼吸」が重要なポイントなので、インド人にハゲが少ない要因なのかもしれません。

もちろん、インド人にも薄毛の人はいますが、欧米の高い薄毛割合からすれば極端に少ないので、
「薄毛を何とかしたい!」ならインドから学ぶことは多々あります。

一般的には、インドの食生活が薄毛を回避しているといわれていますが、
果たして本当にそれだけでしょうか?

薄毛は複合的な要因が絡みあって起きるため、浅い呼吸も薄毛要因となるハズ。
今回は、浅い呼吸が髪にもたらす影響について紹介します!

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呼吸が浅いと身体にどのような異常をもたらすのか?


呼吸が浅いと、肺の中に取り込める酸素の量が少なくなり、
不要となった二酸化炭素の吐き出しも少なくなります。

酸素のとり込みと二酸化炭素の排出、どちらも不十分な状態になり、
体内では酸素が不足して二酸化炭素が残るという事態。

そうなれば、酸素を得て活発になる細胞分裂に支障をきたします。

そもそも髪は、毛母細胞の細胞分裂により成長するのですから、
その細胞分裂を活発にする酸素は栄養とともに欠かせないもの。

それが髪に影響すれば、「薄毛」という症状になる可能性は否定できません。

また、つねに深い呼吸をしている人と比較すれば、
呼吸が浅いと身体に何らかの異常をきたす割合が高くなります。

主な症状では、倦怠感、頭痛、不眠、食欲不振、自律神経失調症など。

これらって、脳が大きく関係している事なのですが、
脳はもっとも多くの酸素を必要とするため、酸素不足になると脳が病んでしまう。

例えば、2時間くらいパソコンの前に座り、集中して仕事していると、
立ち上がろうとした時に、体のバランスを崩してフラついた経験はないでしょうか。

私は何回もありますが、集中している時って、とうぜん呼吸が浅くなっているので、
脳は完全に酸欠状態になり正常に働いていないため、フラついてしまうのでしょう。

ちなみに、こういった時の翌朝は、枕に抜け毛が多くついていました。

これは極端な例ですが、呼吸が浅いということは脳が正常に働かなくなる可能性が高いのです。



脳が正常に働かなくなることで生じる弊害


脳が正常に働かなくなることで、不安症状や抑うつ状態といった弊害が考えられますが、ストレスを感じやすくなるのです。

例えば緊張状態の時って、脳は正常な状態ではないですよね。

いくら緊張をほぐそうとしても、そう考えれば考えるほど和らぐどころか、
さらに緊張してしまう。

しかし、下記のことを35回繰りかえせば、緊張はほぐれますよね。

「大きく息を吸い込み」⇒「10秒間息を止め」⇒「その後に大きく息を吐いた状態で10秒間息を止める」

緊張がほぐれないにしても、緩和されます。

これは脳にしっかり酸素が行くことでストレスが軽減される例ですが、
裏を返せば、酸素不足はストレスを生みやすいという証しでもあります。



浅い呼吸が薄毛になりやすい原因

・毛根に酸素や栄養が届きにくくなる

・髪を生みだす毛母細胞の活動が低下する

・ストレスを感じやすく、代謝が悪くなる


・髪が成長するために重要な睡眠が阻害される


体内が酸素不足になり、ストレスを感じやすくなると、自律神経が乱れて体内の血流が悪くなります。

頭皮の血流も滞りがちになるため、ただでさえ浅い呼吸で酸素が少ないのに、
髪に必要な栄養も届かなくなります。

血流が悪くなると、栄養や酸素が届かなくなるだけでなく、
二酸化炭素や毒素などの不要物も排出されず、毛根には好くないことばかり。

さらには、髪が成長する時間である睡眠の質も下がり、髪の成長に欠かせないホルモン分泌まで減ってしまう。もちろん、ホルモンバランスも乱れます。

これでは健やかな髪が育たなくなるのは容易に想像できますね。



浅い呼吸を改善するには?

腹式呼吸を意識する


そもそも呼吸が浅いのは、口から息を吸っているから。本来なら鼻から吸い込み、
口からゆっくり吐くのが正しいのです。

口から吸うより鼻で吸ったほうが、お腹も膨らみ深い呼吸になるのが分かると思います。

ポイントは、鼻から息を吸う時間より、3倍の時間をかけて口から息を吐き出すこと。


正しい姿勢を身につける


猫背の人は浅い呼吸になりやすいので、背筋を伸ばすことを意識してみましょう。

無意識レベルで行われる呼吸を改善するのは、なかなか身につくものではないですが、
姿勢を正すことは意識すれば容易にできます。


ただし、鼻に疾患を抱えている人は、どうしても口から息をする癖がついてしまうため、
蓄膿症や花粉症を抱えている人は、その対策も忘れずに。



最後に!

体内が酸素不足となる浅い呼吸は、少なからず薄毛に関係しているので、
不安要因を取り除いてはいかがでしょうか。

インド人に薄毛が少ないのは事実ですし、深く息を吸って吐く腹式呼吸のヨガのおかげとも思われます。

習得していれば、無意識のうちに深い呼吸をしているのは明らか。
なので、良質な睡眠もとれていると考えられます。

また、日常の浅い呼吸とともに注意したいのは、仕事や遊びなどで何かに集中しているとき。

どうしても脳は酸欠状態になりやすいので、少しの時間でも定期的に休息をとり、
深呼吸をすることも大切。

また、「いびき」は睡眠の質を下げますし、さらに注意したいのは「睡眠時無呼吸症候群」。
無意識のうちにどちらも酸素不足を加速させます。

抜け毛が多く薄毛に悩んでいるなら、呼吸が浅くなっていないか、
意識してみてはいかがでしょうか。