「お酒は血行が良くなり、健康のためには必要なもの。」
こう思われている方は、さぞかしお酒好きな方なのでは?
確かに、適量のお酒であれば良い効能をもたらします。
ワインには、抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれているので、
肌を老化させる活性酸素を除去してくれます。
活性酸素は、紫外線やストレスなどでも溜まりますから、若々しさを
保つためには必要。ですが、度を越して飲みすぎれば逆効果。
さらに髪の毛には、メリットよりデメリットの方が大きいですから、
育毛のためには、お酒を控えたほうがいい5つの理由について紹介します!
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1.体内の水分が奪われ、血液がドロドロになる!
夏場のあつい時期、ビール好きな方ならキンキンに冷えたビールを
飲みたくなりますよね。
のどが渇いている時のビールは最高においしいですから、ゴクゴクと
思わず一気に飲み干してしまいます。
しかし、飲めば飲むほど体内の水分を奪ってしまうのです。なぜなら、
摂取したアルコールを分解する際、摂取したアルコール以上に体内の
水分が消費されるからです。
さらにアルコールには利尿作用があり、体外へ水分が排出されてしまう。
体内の水分がドンドン減っていけば、血液はドロドロ。血液循環が悪くなり、
毛母細胞へつながる血管はとても細いですから、毛根へ栄養が行き届かなく
なります。
こんな状態が続けば、髪の毛が育たなくなり薄毛になりやすくなります。
2.浅い眠りになることで成長ホルモンの分泌量が減り、髪の成長に支障がでる!
髪の毛が成長するゴールデンタイムは、夜22時から2時の間と
言われています。
これは眠り始めの3時間に深い眠り、つまり深いノンレム睡眠は眠り始めの
3時間にもっとも多くあらわれ、それにより成長ホルモンがたくさん
分泌されるからです。
しかしアルコールは体内で分解されると、アルデヒドという睡眠を阻害する
ものに変わってしまうのです。
睡眠が阻害されては浅い睡眠になってしまう。そうなれば髪の成長を
促すホルモン量が減ってしまい、髪が育ちにくくなります。
詳しくはコチラ⇒睡眠不足が抜け毛を促進!短眠も抜け毛を促進???
3.肝機能が低下するとタンパク質の合成に悪影響!
髪の毛のもととなるタンパク質は、肝臓で合成されるので育毛にとって
肝臓はとても大切な臓器。
肝臓が弱れば髪に直結。薄毛なのに大切な肝臓に負担をかければ、
抜け毛の増加を招いて薄毛が加速してしまう。
肝機能低下の要因の一つが飲酒。アルコールの分解は肝臓で行われるため、
お酒を飲めば飲むほど、肝臓への負担が増します。
適度のお酒なら体にいいといわれても、個人差もありつい飲み過ぎて
しまうのがお酒。沈黙の臓器といわれるほどですから、肝機能が
低下しているかどうかは自分ではわからないもの。
わかった時にはすでに髪に影響がでている可能性があるので、育毛のためには
お酒は控えるほうが無難です。
詳しくはコチラ⇒抜け毛の増加は肝臓が弱っているサインかも?
4.アルコールの分解にシステイン(シスチン)という髪の材料となるアミノ酸が使われる!
髪の毛の99%が、硫黄を含むタンパク質「ケラチン」で形成されていますが、
そのケラチンを構成するアミノ酸の中でも、システインは14~18%も
含まれています。
これはケラチンを構成する18種類のアミノ酸の中でも、とても高い割合。
弾力性があり水分を含むケラチンは、髪の毛だけではなく皮膚の角質層も
形成しています。
アルコールの分解によって、システインがたくさん消費されてしまうと、
パサついた髪、荒れた頭皮になってしまう。
5.分解しきれなかったアルコールは脂肪肝の原因に!
過剰な飲酒でアルコールの分解が間に合わなければ、肝臓内に中性脂肪の
増加を招きます。
同時に、血管などの細胞にも中性脂肪やコレステロールを蓄積させて、
動脈硬化の原因に。もちろん血液内にも、中性脂肪やコレステロールが
溜まりまくって、血液はドロドロ。
そうなれば、ほそい毛細血管から栄養補給される毛母細胞に、栄養が
行き届かなくなる。さらに肝機能もドンドン低下してしまい、
悪循環となります。
最後に!
「お酒は百薬の長」そういった言葉がありますが、適量飲酒のみに
通用する言葉。
自身をコントロール出来る方なら、飲酒によって髪に悪影響がでないかも
ですが、長期的に髪のことを考えれば、アルコールは控えるのがベストな選択。
お酒好きな方はそれでも飲まれるのでしょうが、アルコールは薄毛だけ
ではなく肥満も近づいてきますから、ハゲでデブになる確率が高くなる
ことだけは頭に入れておきましょう!
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