育毛・健康目的で、複数のサプリメントを服用されている人は
多いことと思います。適量摂取なら髪の毛・身体にとても良い栄養素セレン。
しかし注意しないと、過剰な摂取は体に害を及ぼしますから、知らぬ間に
多量に摂取していると、薄毛・抜け毛に繋がってしまいます。
過剰摂取が原因で、脱毛・筋肉のけいれん・下痢・関節痛などの症状を
招いては、育毛・健康のためのサプリメントが逆効果になりますから、
特に複数のサプリメントの服用は成分の確認が重要です。
過剰摂取で脱毛に繋がる栄養素はいろいろありますが、その中でも
簡単に過剰な摂取になりやすいセレンについてまとめました。
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セレンとは?
セレンとは、亜鉛などと同じ必須ミネラルの一種で、セレニウムとも
呼ばれています。
セレンの最大の特徴は、抗酸化作用が高く、ビタミンEの60倍以上と
いわれていますから、当然育毛・健康には必須の栄養素です。
抗酸化作用とは?
抗酸化作用とは、老化の原因ともいわれている体の酸化を抑制する働きが
あります。つまり細胞の老化を防ぐ働きがあるのです。
体の酸化は、紫外線・呼吸・ストレス・喫煙・飲酒など、日常の様々なことで
進行しますから、酸化を抑制する働きのあるセレンは、健康のために
注目されている栄養素なのです。
不足することの少ない栄養素セレン!
適量摂取なら薄毛・脱毛にも効果があるセレンは、肉類・魚介類・藻類・卵黄に
たくさん含まれていますから、日本人の通常の食生活で不足することはないのです。
参考⇒http://www.ishiyaku.co.jp/download/kanei-khp/data/info_pdf/shokuji_kijun_2010.pdf |
厚生労働省が作成した「日本人の食事摂取基準(2010年版)」で
セレンの推奨量は、成人男性30μg、成人女性25μgです。
また、耐容上限量(過剰摂取による健康被害を起こすことのない最大の量)が
成人でおよそ250μgです。
食事からのセレン平均摂取量は、1日当たり100μgといわれていますから、
これにサプリメントなどからのセレン摂取量をプラスすると、耐容上限量を
超える可能性が高くなります。
セレンの過剰摂取による弊害!
セレンは、毒性が比較的強いので、サプリメントなどで過剰に摂取すると
中毒を起こしますが、通常の食生活で、過剰摂取になることはありません。
サプリメントなどで一度に過剰摂取すると、心筋梗塞・呼吸困難・腎不全・
神経障害等を起こす危険性があります。
また、慢性的な過剰摂取では、脱毛・下痢・爪の変形・関節痛等が
起こりやすくなります。
要するに、適量摂取なら育毛に役立つ栄養素なのですが、サプリメントを
服用することで過剰摂取になりやすい栄養素なので注意が必要。
要するに、適量摂取なら育毛に役立つ栄養素なのですが、サプリメントを
服用することで過剰摂取になりやすい栄養素なので注意が必要。
成分表示に注意を!
食品に栄養成分表示がある場合、必ず次の5項目が表示されています。
熱量(エネルギー) ・タンパク質 ・脂質 ・炭水化物(代わりに糖質と
食物繊維が表示されることもあります。) ・ナトリウム
しかし、セレン等の成分は、必ず表示されているわけではないですから、
育毛目的でその他の栄養素のサプリメントを服用する場合には、詳細な
成分表示がされているものを選ぶことで過剰摂取をふせぐことが出来ます。