亜鉛がないと「髪の毛が生成できない!」というほど大切な栄養素です。
亜鉛は必須ミネラルの一種で、タンパク質を髪の毛に変えるために
活躍してくれるのです。
髪の毛は、タンパク質からできていることは広く知られていますが、
薄毛だからといって、タンパク質を多く摂っても、亜鉛不足だとタンパク質が
髪の毛にならないのです。
つまり、現在の食生活で懸念されている亜鉛不足が、薄毛の原因の
ひとつでもあるのです。
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亜鉛不足に陥りがちなタイプ!
亜鉛欠乏症に現れる多くの症状は、他の栄養不足による症状と重なるため、
軽度の亜鉛欠乏症はその見極めが難しい。ですから、日頃から注意しないと
亜鉛は不足しやすいのです。
【亜鉛不足が疑われる人】
毛が細い ・抜け毛が多い・肌荒れが気になる・白髪が多い ・二日酔いが酷い・爪に白い点や線・キズが治りにくい・食欲不振・偏食・飲酒量が多い・インスタント食品を好む・濃い味付けを好む・性欲が低下・風邪をひきやすい・疲れやすい・生理不順・物忘れが激しい・立ちくらみ
当てはまるものが多い人は要注意!
ちなみに私は、ほとんど当てはまりますから、完全な亜鉛欠乏症ですね(涙)
【亜鉛を含む食物】
ビーフジャーキー・牡蛎(カキ)・肉類・レバー・乳製品・脱脂粉乳・小麦・ライ麦・ピーナッツ・アーモンド・クルミ・大豆・ショウガ・ゴマ・チーズ・卵黄・うなぎ・納豆・ホタテ・そば粉・干しエビ・のりなど
特に多いのは、牡蛎とビーフジャーキー。亜鉛は、食事からの吸収率が
低い栄養素といわれています。食事で摂取した亜鉛が必ずしも体内に
吸収されるわけではないのです。
亜鉛不足になる要因!
【亜鉛の吸収が低い要因】
l 食物繊維には、亜鉛などのミネラルを吸着してしまう性質があるので、小腸での吸収が妨げげられるため、食物繊維が豊富な食品を食べると、食物繊維と一緒に体外に排出されてしまう。
l スナックやインスタント食品などの添加物として使用されているポリリン酸が、亜鉛と結合するため、その吸収を妨げます。
l パンなどの小麦粉製品やインスタント食品に多く含まれるフィチン酸が、亜鉛と結合して、その吸収を妨げる。
l 豆類は、亜鉛を多く含んでいるが、同時にフィチン酸も含まれているので、吸収率は肉や魚に劣ります。
l 人参やほうれん草などの緑黄色野菜に含まれているシュウ酸が、亜鉛と結びつき、その吸収を妨げます。
【亜鉛の消費が多くなる要素】
l ストレスは亜鉛を大量に消費する。
l 睡眠不足や激しい運動で身体に疲労がたまると亜鉛の消費量も多くなる。
l アルコールの解毒に亜鉛が使われるため、多量の飲酒は亜鉛を大量に消費する。
l 射精するたびに、亜鉛が消費される。
l 年齢を重ねるにつれ、亜鉛の吸収率が下がる。
亜鉛は、体内に吸収され難いうえに、消費される機会が非常に多いですから、
【亜鉛を効率よく吸収するには?】
l 肉・魚・乳製品・卵等の動物に含まれる動物性蛋白質と一緒に取ると亜鉛の吸収は上がります。さらに、フィチン酸や食物繊維の影響からくる亜鉛の吸収低下も軽減できます。
l クエン酸を亜鉛と一緒に摂ると、クエン酸が亜鉛を包み込み、食物繊維などの影響を軽減して体内に吸収されます。
l ビタミンCはクエン酸の作用を強める働きがあり、亜鉛の吸収率を上げます。
効率よく亜鉛を摂取するには、亜鉛・クエン酸・ビタミンCを
同時摂取することで、吸収され難い亜鉛の吸収率が上がります。
カキフライにレモン汁を添えるのは、亜鉛摂取にはとても効果的なのですね。
亜鉛の必要摂取量の目安!
厚生労働省による亜鉛摂取量の目安は、1日当たり3~15 mg。
推奨量は性別・体重によっても異なります。
成人男性⇒ 推定平均必要量10mg、推奨量12mg、上限量40mg
成人女性⇒ 推定平均必要量7mg、推奨量9mg、上限量35mg
生活習慣によって亜鉛の消費量が違いますから、人によって最適量が
変わってきますが、育毛目的なら30mg位は摂取したいところです。
しかし、食事から多く摂取するにはかなり難しいのではないかと思います。
ですから、サプリメントで摂取するのが理想です。
サプリメントで摂取する際、過剰摂取には注意が必要です。50mg以上の亜鉛を
毎日摂取すると、問題になることが指摘されていますから、くれぐれも、
50mg以上の摂取にならないように、自己責任で管理しましょう!
最後に!
私事ですが、最近髪の成長が若い頃の半分以下なので、散髪も2ヶ月半に1度です。
これも亜鉛不足の影響なのでしょう。
しかし、抜け毛は若い頃の4分の1程度なので、ハゲの進行はあまり感じられない
のですが、髪が生成されない事にはいずれハゲ。
そんなことにはならないように、しっかり亜鉛を摂取していこうと思います。