育毛に良いビール酵母とは?

育毛に良いビール酵母とは?

ビール酵母には、豊富な栄養素がバランスよく含まれていることから、
栄養補給や滋養強壮を目的に注目されていますが、育毛効果も期待できます。

ビール酵母が薄毛の改善?

残念ながら、ビール酵母で直接薄毛・抜け毛の改善にはならないようですが、
普段の食生活で不足する栄養素の補充には最適です。

ですから、髪に必要な栄養素不足から薄毛といった方には、簡単に
補充できるビール酵母サプリメントが効果的です。

また、生活習慣の乱れは髪にひつような栄養素を過剰に消費してしまう。

結果、薄毛・抜け毛を招きますから、ビール酵母は間接的に育毛に良いのです。


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ビール酵母とは?

ビール酵母とは、ビールの醸造に欠かせない酵母(微生物)です。

酵母とは、食物を発酵させて人間に有益なものをつくりだす微生物のことをいいます。
ヨーグルトの発酵には、乳酸菌が必要。同様に、パン・ビールをつくるには、
酵母が必要なのです。


ビールは、大麦を発芽させた麦芽を煮てできる麦汁を発酵させたもので、
この発酵に必要となるのがビール酵母です。

麦汁の中に入れた酵母は、麦汁のアミノ酸やミネラルなどの豊富な栄養を
吸収しながら増殖して、アルコールと炭酸ガスを作りだし、これがビールとなります。

麦汁の発酵後、ビールと共に豊富な栄養を含んだビール酵母もできるのです。


このビール酵母を、熱処理して酵母菌としての働きをなくし、洗浄して乾燥させ
アルコール分や苦み成分を取り除いたものが、サプリメントなどに用いられます。

こういった事から、ビール酵母のサプリメントは栄養が豊富に含まれています。


ビール酵母に含まれる豊富な栄養素

ビール酵母の栄養価のうち、50%は新陳代謝に欠かせないアミノ酸、
30%が食物繊維、残る20%にビタミン、ミネラル、核酸(DNARNA)、
酸化還元酵素グルタチオンなどです。


・アミノ酸

人間の体は20種類のアミノ酸でできていますが、毛髪を生成するにも
必要な18種類のアミノ酸のうち、体内でつくることができない9種の必須アミノ酸が、
全てビール酵母に含まれています。

必須アミノ酸は、食事から摂取するしかないという性質から不足しやすいのですが、
これが不足すると毛髪の生成に大きなダメージを与えます。


・食物繊維

食物繊維は、食べ物をゆるやかに消化・吸収する作用があり、
食べ物中の糖分をゆっくり放出することで、血糖値の急激な上昇を抑える
働きがあります。

また、便秘などの腸の不調の解消や、体内から老廃物・過剰なコレステロールも
効率よく排出します。

しかし、日本人は厚生労働省が定める食物繊維推奨量の7割ほどしか
摂取できていないそうです。

不足しがちな食物繊維は、植物性の食品に多く含まれ動物性食品には含まれないため、
近年日本人の食物繊維摂取量が減少した要因といわれています。


・ビタミン

10種類のビタミンB群が含まれています。(B1B2・ニコチン酸・B6
パントテン酸・B12・葉酸・ビオチン・コリン・イノシトール)

ビタミンB群は代謝を促進したり、肌の生成や粘膜保護を助けたりと、
健康・美容にとって欠かせないものです。

なかでもビタミンB2・B6はタンパク質が髪になる働きを促進し、
ビオチン・パントテン酸は、皮膚炎・抜け毛・白髪を予防する作用があります。

また、ビタミンB群は、水溶性ビタミンですから、余剰分は体外に排出されるため、
過剰摂取での問題はないのです。


・ミネラル

13種のミネラルが含まれており、特にカリウムが豊富で、全ミネラルの
40%を占めています。

カリウムは体内の塩分を一定に保つ働きがあり、体内の塩分量が過多になると、
抜け毛増加の可能性が高くなりますから、育毛には大切な栄養素です。

また、高血圧の予防作用もあるそうです。

カリウムは、過大に摂取したナトリウムを排出するために使われる為、
インスタント食品やコンビニ弁当を食すことで、ナトリウムを過大に摂取してしまい、
結果、カリウム不足になる人が増えています。


・核酸・酸化還元酵素グルタチオン

細胞分裂をするのに必要となるのが核酸です。
毛髪は毛母細胞や毛乳頭細胞など、様々な細胞の活動により生成されますから、
育毛には大切な成分で老化を抑える作用もあります。

グルタチオンは、代謝に不可欠な酵素で有害物を解毒する作用があります。


最後に!

ビール酵母には、驚くほどたくさんの栄養素が凝縮されています。

普段の不規則な生活で、睡眠不足やレトルト食品などを多く食す人にとっては、
身体に必要な栄養素を、ビール酵母から補充できるので素晴らしいですね。

健康な身体に健康な髪が育ちますから……!