育毛にビタミンは欠かせないですから、合理的に摂取して抜け毛対策を
したいと考えがちですが、気負つけないとビタミンの過剰摂取で抜け毛に
繋がってしまう場合があります。
ビタミンには、過剰摂取しても害の無いものから、過剰摂取で髪に悪影響を
及ぼす脂溶性ビタミンもあるので注意しましょう!
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摂り過ぎると髪に良くない脂溶性ビタミン!
ビタミンには、水に溶けやすい水溶性と油脂類に溶けやすい脂溶性があります。
水溶性ビタミンは、摂り過ぎても尿として体外に排出されるので、
髪に影響は出ませんが、脂溶性ビタミンは体内に吸収されやすく、
主に肝臓などの内臓に蓄積されます。
13種類のビタミンがあるとされていますが、水溶性ビタミンは
ビタミンB1・B2・ナイアシン・パントテン酸・B6・ビオチン・
葉酸・B12・Cの9種類です。
脂溶性ビタミンは、ビタミンA・E・D・K4種類です。
その中でもビタミンA・Eは注意が必要です。
【ビタミンA】
育毛にはビタミンの中で最も適量を摂取する必要があるビタミンA。
過剰摂取による症状
頭皮が固くなることで、薄毛・脱毛の原因になり易い。
不足による症状
頭皮の乾燥。
それが原因で薄毛・抜け毛になることもあるので適量摂取が必要なビタミン。
成人男性の一日の必要摂取量2,000IU(600μg) これ以下なら不足。
許容上限摂取量5,000IU(1,500μg) これ以上は過剰摂取。
薄毛・抜け毛対策に良い摂取量は2,000IU~5,000IUの範囲、上限摂取量を
超えて抜け毛を増やさないようにしましょう。
ちなみに成人女性の一日の必要摂取量は 1,800IU (540μg)です。
ビタミンAの単位、100IU=30μgです。
【ビタミンE】
細胞の膜が酸化を防ぐことにより老化を防ぐ効果。
血液をサラサラにする効果で、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などを予防。
頭皮細胞を壊す酸化脂質の生成を抑え、血行を良くする効果があるため、
育毛目的には積極的に摂取したいビタミンです。
過剰摂取による症状
骨粗しょう症・胃の不調など。
不足による症状
貧血・免疫力の低下・細胞の老化が進む・血行障害・肌のしみなどがあります。
薄毛・抜け毛対策に良い摂取量は200㎎~500㎎。
成人男性の一日の許容上限摂取量800㎎。成人女性は650㎎です。
過剰摂取しても直接脱毛には繋がりませんが、身体に異常をきたしては
間接的に髪にも影響が出ますから、積極的に摂りつつ上限摂取量を
超えないように気をつけましょう。
薄毛・抜け毛対策に特に必要な水溶性ビタミン!
【ビオチン】
頭皮の新陳代謝を活性化し、毛細血管を太くすることにより、血液の流れを
良くし、髪の寿命をのばす働きがある。
また水溶性なので、過剰摂取での問題が少なく、薄毛・抜け毛対策には
特に摂取しておきたいビタミン。
【ビタミンB群】
ビタミンB群は代謝を促進したり、肌の生成や粘膜保護を助けたりと、
人体にとって欠かせないものですが、中でもビタミンB2・B6は
タンパク質が髪になる働きを促進する作用があります。
過剰摂取での問題は無く、しいて言えば余剰分は体外に排出されるため
勿体ないということです。
極端に偏った食生活をしなければ、間違って脂溶性ビタミンを
過剰摂取することは無いでしょうが、サプリメントなどを服用していると
知らぬまに過剰摂取している可能性があるのです。
ビタミンは適量を摂取しなければいけない物なので、安易にサプリメントに
頼りたくなりますが、容易に摂取できるものほど注意しましょう。
育毛はすべて自己責任ですから…。