薄毛は遺伝的要因が大きいですから、父親や身内がハゲていると髪や頭皮のトラブルには過敏に反応してしまう。
何となく髪が薄くなってくると、さらに不安になって憂鬱。
抜け毛が多くなり、髪のボリュームがなくなって地肌が透けている状態では、他人の視線が気になり、悩みが大きなストレスとなります。
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頭皮の嫌なニオイ!
汗をかくと頭から嫌なニオイがするのは誰でもある経験。
原因は、汗や皮脂がホコリや整髪料などの異物と交じり合うことで発せられるニオイ。
人によってニオイの程度が違うのは脂肪酸が原因。皮脂には脂肪酸が含まれており、空気に触れると過酸化脂質に変化してニオイを発しますが、とうぜん嫌なニオイとなります。
強烈なニオイの原因は肝臓と胆のう。脂っこい物や脂肪の多い肉ばかりを食べていると、脂分が肝臓や胆のうで処理できなくなり、悪臭を放ちます。
肝臓は体内の浄化槽としての働きもあるため、肝機能が低下すると血液がドロドロで脂肪分が多くなり、強烈なニオイを放つ。
つまり、髪の生成に関与する肝臓が弱っていることが原因で悪臭を放っていると、髪がうまく生成されなくなる。
なぜなら、肝臓は体内に取り込んだ栄養素をたくわえ、必要に応じて血中に栄養素を送りだすはたらきがあるから。
肝臓に異常がないか、チェックすることが大切。
髪がベタベタ
以前より髪のベタつきを感じれば、体質が変化している可能性があり、髪というより毛根には厳しい環境。
元々、頭には多くの皮脂線が集まっており、油っぽい皮脂をどんどん分泌していますが、その皮脂を大好物としているのはたくさんの細菌。
なかには、頭皮に炎症を引き起こす関わりたくないバイ菌もおり、皮脂の過剰分泌→バイ菌の繁殖→皮脂の過剰分泌といった負のスパイラルに陥る。
過剰分泌された皮脂は、酸化して毛穴周辺を硬くしたり詰まらせたりと、好ましくない頭皮環境にする。
原因は食生活やシャンプー、ホルモンバランスの乱れなど様々。劣悪な頭皮環境なのは確かなので、以前より髪がベタついてきたら要注意です。
頭皮のフケや痒み
フケは古くなった角質がはがれ落ちるごく普通の現象。
しかし、急にフケが多くなったり痒みを伴っていたりすると、頭皮が悲鳴を上げている可能性も。
乾燥したフケは粃糠(ひこう)性脱毛症、脂性のフケは脂漏(しろう)性脱毛症を引き起こす可能性があります。
乾性、脂性どちらも毛根にとっては辛い状態、かゆみを伴いやすく皮膚の中でも敏感な頭皮は、免疫力がどんどん低下して荒れやすくなる。
最後に!
抜け毛が多くなると心配になりますが、抜け毛も体の不調を知らせるサインの場合も考えられます。
イライラしたり落ち込んだりすると、歯茎が痛くなったり頭痛を引き起こしたり、体の弱っているところに痛みとなってあらわれます。
だからといって、鎮痛剤や頭痛薬を飲んで一時的には抑えられても、またすぐに痛みがでてしまう。
痛みは、「体に不調があるから危険ですよ!」という脳からのサイン。サインばかりに目を向けていては改善できないですね。
抜け毛も同じで、体の内側に何らかの原因がある場合、それを改善しない限り一時的に髪を繋ぎとめても意味がない。
若くして髪にトラブルを抱えるのは、なんらかの原因が潜んでいるハズですから、その原因を改善しましょう!