自毛植毛に失敗はあるのか?術後起こりうるトラブルの回避策!


自毛植毛に失敗はあるのか?術後起こりうるトラブルの回避策!

育毛剤やクリニックなどの薄毛治療で回復できればいいのですが、
すべての人がうまくいくわけではないのも事実。その際、植毛も選択肢の一つ。

植毛は外科的な手術ですから、100%成功するとは限らないので
不安を感じますね。ただその不安も施術相談の前から理解していれば、
ある程度は解消されます。

「いざっ、自毛植毛にチャレンジ!」の前に、術後起こりうるトラブルと
対策をまとめてみました。

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仕上がりの不自然さ

人工毛植毛より自毛植毛のほうが自然な仕上がりになり、
他人に気づかれる心配は少ない。ですが、医師の力量によって
不自然な仕上がりになるケースも多いようです。


・生え際の不自然さ

生え際に移植した際、一直線に太い毛が均等に並んで不自然な感じになる。
通常、生え際は産毛が生えていたりジグザグだったりするので、
不自然な印象を受けます。

ここは、施術前に医師の力量がどれほどか確認しておきたいところ。


・髪の密度の不自然さ

毛の濃い部位と薄い部位ができると、植毛したところが浮いてしまう。
自らの毛は有限なので、毛の密度を無視して移植してしまうと
不自然な仕上がりになります。

施術前に髪の密度がどのように変わるのか、医師としっかり話し合うことが
大切。


・髪の生え方の不自然さ

毛が生えている方向は部位によってそれぞれ違うので、それを無視すると
短髪の場合に不自然さが際立ちます。

特につむじ周辺は、毛の角度や方向がはっきり違うので
不自然さを排除するのは難しいといわれていますから、
ある程度の覚悟は必要です。



移植後の傷跡

現在、自毛植毛手術の主流である「FUT」と「FUE」は、どちらも傷跡が
目立ってしまうことがあるようです。


FUT

FUTFollicular Unit Transplantation)は、メスで頭皮ごと横長の帯状に
切り取るので、採取後はその部位を縫う必要があり、
以下のトラブルが考えられます。

ü  あまりにも広範囲を切りとるとライン状の傷跡が目立つ。

ü  頭皮の柔軟性を考えず、必要以上に負荷をかけて縫合すると、
頭皮のツッパリ感に悩まされることになる。


FUE

FUEFollicular Unit Extraction)は、医療機器の専用パンチを使い、
毛根をくり抜く術式。メスを使わずに行うため、FUTと比べると
傷跡が残りにくいといったメリットもあるが、逆に広範囲を採取すれば
くり抜いた部位が目立つ原因になる。

ü  頭皮の色より白くてまるい点状の傷跡は意外と目立つ。

ü  シミのように赤黒くなったり茶色くなったりといった色素沈着を
招くこともある。


薄毛や頭皮の状態は個人個人ちがいますから、医師との十分な話し合いの末、
術式を決めることが大切です。



移植後の定着率

100本植毛したとしても、生えるのは90本程度。医療技術の進歩で
熟練施術者が行えば、定着率は90%を超えることもあるといわれていますが、
実際のところは施術者の力量しだい。

施術者の力量によっては、定着率が驚くほど低くなることもあるので、
どのくらい経験があるのか、しっかり確かめることが重要。



ショックロス

植毛手術や麻酔などの影響で、もともとあった髪の毛の1015%程が
一時的に抜けてしまう現象。程度の差はありますが、大部分の方に
起こる可能性があります。

全部が抜けるわけではないですが、患者はもともと抜け毛に敏感ですから、
驚いて失敗したと感じる人が多いようです。

6ヵ月~1年後には元通りに生えそろいますが、慌てないためにも
いつ、どこからといった事は知っておいた方がいいでしょう!

・いつ

術後24週間頃に始まり、45ヵ月後頃に回復してくる場合が多い。
ときには2~4ヵ月後に抜け毛が増えて、56ヵ月後頃に回復
といった場合もあるようです。

・どこから

抜け毛がふえる範囲は移植範囲とその周囲。局所麻酔の注射をうつ範囲です。

・原因

ハッキリしたことはわかっていないが、手術の影響からおこる
頭皮のかるい炎症反応や局所麻酔の影響が考えられる。



最後に!

髪の悩みで施術を受けるのに、さらなる頭皮のトラブルは
勘弁してもらいたいものですね。不安やトラブルを避けるには、
納得いくまで医師との話し合いが重要。

その際、施術者に確認しておくべきことは、過去記事に記述してあるので
参考にして下さい。