ストレスが抜け毛の原因になることは広く知られています。
ストレスはため込まず、発散することが大切ですが、折角なら、
ストレスと抜け毛の関係を知った上で発散したほうが効果的です。
仕事や人間関係で溜まったストレス、なぜストレスは、抜け毛の
原因になるのでしょう?
原因について少し掘り下げて考えてみました。
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ストレスが原因で眠りが浅くなってしまう!
不安なことや、心配事があるとなかなか寝付けなかったり、
やっと寝たと思っても夜中にすぐ目が覚めてしまったりするのは、
交感神経を刺激するからです。
自律神経には、日中働く交感神経と、睡眠中に働く副交感神経が、
シーソーのようなかたちで交互に働いています。
強いストレスを受けると、日中働く交感神経を刺激して、
身体がリラックスした状態にならず、眠りの浅い睡眠になってしまいます。
髪は、22時から2時に成長すると言われていますが、
これは成長ホルモンが大量に分泌される時間が、眠りはじめの3時間に
多く分泌されると言われているからです。
成長ホルモンは、日中にボロボロになった肌や疲れた身体の修復を
してくれる大切なホルモンです。
それがストレスにより、交感神経を刺激し、浅い眠りになると、
成長ホルモンの分泌量が減り、髪の成長に悪影響を与え抜け毛に繋がるのです。
当然、肌の修復にも影響しますから美容にも悪いのです。
ストレスをため込むと血行不良になる!
自律神経の乱れは血行不良も起こす。育毛を考えている方なら、
血行促進が抜け毛対策に大切なのはご存じのことでしょう。
適度なストレスは、集中力を高めたり、体の動きを良くしたりと
必要な事です。
しかし、ストレスをため込み続けると、血行不良の状態を継続してしまい、
毛根に必要な栄養が届かなくなり、抜け毛に繋がってしまいます。
では、なぜ自律神経の乱れが、血行不良を起こすのでしょうか?
人間の血液や呼吸など生命維持に必要な様々なことは、自律神経によって
コントロールされています。
ストレスで交感神経が刺激され、興奮・緊張状態になると血圧が上がり、
体に力が入った状態になります。
血圧を上げようと血管が収縮すると、体のすみずみまで血液が流れにくくなり、
血行不良を起こすのです。
このような状態、つまりストレスをため込んでいる状態が長く続くと、
毛根へ必要な栄養が届かず、健康な毛髪は形成されない。
よって、すぐ抜けるコシの弱い髪ばかりになってしまいます。
ストレスが内臓の働きに悪影響!
さらに、自律神経の乱れは内臓の働きを悪くします。
過度なストレスが原因で、胃が痛くなった経験は誰にでもあると思いますが、
これは刺激された交感神経が、内臓の働きを弱めてしまう事が原因。
内臓の働きが弱まると、栄養素の吸収が悪くなり、同じ食事をしても
栄養素の吸収が少なくなる。
また、栄養素は生命維持に必要なところから優先して運ばれる為、
生命維持に影響のない髪・爪などは、残りカスの栄養が回され、
毛根が栄養不足になり、薄毛・抜け毛の原因となってしまいます。
ストレスがホルモンバランスを崩す!
長期間ストレスをため込んだ状態が続くと、ホルモンのバランスを
崩すこともあります。
ホルモンバランスが崩れて、男性ホルモンが過剰に分泌されると、
皮脂の分泌が活発になります。
大量に分泌された皮脂が、酸化皮脂となり、それが毛穴を塞ぎ、
毛根が酸欠状態になることで、大量の抜け毛に繋がることになります。
まとめ
やはりストレスは抜け毛だけではなく、美容・健康にも良くありません。
ストレスを解消するには、常にリラックスするよう心掛けることが大切です。
特に質の低い睡眠を改善するために、寝室環境を見直し熟睡できる
環境つくりが重要。
また、散歩をして気分転換する。背筋を伸ばし、歩幅を5㎝広くするだけで、
運動量は1.5倍に増えますから、血行も良くなり、夜寝つきも良くなります。
抜け毛が気になりだしたら、ストレスの影響も考慮して、抜け毛対策をしましょう!