軽度の場合、これが白癬だと気づけないケースもあり、症状が悪化してから慌てて病院に駆け込む人もしばしば。
白癬とは、水虫の原因の白癬菌とおなじ。頭部に症状となってあらわれるのが頭部白癬。
パラパラ落ちる乾燥したフケや、頭皮の白いかさぶたなど、症状は様々ですが、足にできる水虫と同じで、治りにくいのが特徴でもあります。
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頭部白癬(しらくも)とは?症状と原因
頭部白癬は、原因となる白癬菌が頭部に感染し、増殖することで悪化していく頭皮の病。
水虫ほど患者は多くないですが、子供や女性に多くみられ、放置しても改善することはなく治りにくい。そのうえ、悪化すると頭髪が抜け落ちるケースも。
ある調査結果では、日本人の5人に1人が白癬菌に感染しているとのこと。
ほとんどが頭部意外でしょうが、白癬菌は真菌(カビ)の一種なので、タンパク質などをエサとしており、足や爪に水虫がある人は注意ですね。
頭部白癬の症状
・フケや痒みが生じる
・頭皮にかさぶたができる
・ブラッシングするだけでも簡単に髪が抜ける
・頭皮が赤く腫れ上がる
頭部白癬の初期では、上記のような他の病気と似た症状なので、自己判断は難しくなります。
白癬菌は毛穴に入りこんで感染するため、症状が進むと、
・円形脱毛症のような脱毛斑がみられる
・患部が粉を吹いたようになる
・頭皮が化膿する
・体内に菌が入り込み、発熱したりリンパ節が腫れたりする
脱毛斑は円形脱毛症と似ており混同されがち。しかし、円形脱毛症では、患部の皮膚が剥がれて粉を吹いたような症状は見られないので、単純に脱毛しているだけなら円形脱毛症です。
頭部白癬の原因
真菌(カビ)の一種である白癬菌の感染が原因ですが、帽子やタオルの共用でも人から人へうつります。
他のカビと同じく、白癬菌は温かく湿った環境を好むため、水虫がバスマット等を介してうつるのと同じで、汗などで蒸れた状態の帽子やタオルは絶好の環境といえます。
また、頭皮白癬がみられる人は、自分の水虫が感染源であることが多く、水虫の患部に触れた手が頭に触れてしまい、感染しているケースが多いです。
頭部白癬の一番の対策は予防
頭部白癬は水虫と同じでなかなか完治しないですから、頭部白癬になってしまったら、白癬菌の増殖を予防。疑いがあっても予防。
白癬菌が増殖すれば症状が進行するので、増やさない為の継続的予防が大切ですね。
抗真菌成分の「ミコナゾール硝酸塩」は、真菌である白癬菌を退治してくれますが、頭皮を守ってくれる常在菌まで皆殺しにしてしまう。
厄介者の白癬菌だけ退治してくれればいいのですが、そんな都合よく振り分けて退治してくれないため、長期間つかうと常在菌のバランスを壊して、頭皮のバリア機能低下につながります。
確かに、白癬菌を退治するということには有効なので、短期的に使うのであればかなり有効ですが、予防するということにおいては、「ミコナゾール硝酸塩」配合シャンプーは向いてないですね。
そこでおすすめしたいのが 脂漏性皮膚炎のための99%天然由来成分シャンプー【KADASON(カダソン)】
。
真菌のエサにもなりうる油性の保湿成分をいっさい排除し、水溶性の保湿成分のみというスカルプシャンプーなので、白癬菌の増殖予防の助けになります。
石油系の洗浄成分も排除しており、アミノ酸系洗浄成分のみなので、必要な皮脂まで取り過ぎることがなく、常在菌のバランスを保てます。
洗浄力の強い石油系や石鹸系の洗浄成分を多用すれば、皮脂分泌の増加にもつながり真菌のエサになりますし、洗浄成分のすすぎ残しがさらに真菌のエサになってしまう。
カダソンシャンプーはそういった事を防ぐためのシャンプーなので、なかなか退治できない白癬の予防に向いています。
ただ注意したいのは、どのシャンプーを使ったとしても、洗い流してしまうシャンプーで頭部白癬の治療は出来ません。進行させないための治療を助けるのがシャンプーの役割です。
頭部白癬の治療
頭部白癬は、自然治癒することはほとんどありません。疑いがあれば、できるだけ早く皮膚科で治療を受けましょう。
治療には、外用薬の抗真菌薬が処方され、重症化している場合は内服薬も処方されます。
治療期間は3ヵ月ほど。症状にもよりますが、症状が治まっても白癬菌は存在するため、医師の指導のもとで外用薬での治療を継続する必要があります。
頭部白癬をうつさない、悪化させない対策!
頭部白癬は人にうつす可能性の高い皮膚病ですから、一緒に住む家族にうつさないように注意して、これ以上悪化させないことも大切です。
・カダソンシャンプーを使う
・まいにち洗髪し、髪をしっかり乾かす
・帽子やヘルメットをかぶる機会が多い人は、こまめに頭の汗を拭う
・枕カバーやシーツをこまめに変える
・タオルや帽子、ヘルメットは共用しない
・水虫がある場合は同時に治療する
最後に!
水虫と同じように、治療が長引くことがあるので、根気強く治療を続けることが大切。
外見上で症状が治まったタイミングと、白癬菌がいなくなるタイミングにはズレがあるため、見誤るとすぐに再発してしまいます。
再発の予防も含めて、皮膚科などで処方してもらう外用薬以外にも、頭皮にやさしいスカルプシャンプーは必須です。
おすすめは「カダソンシャンプー」ですが、もっと安いシャンプーがいいという場合でも、洗浄成分が石油系の高級アルコール系シャンプーだけは控えましょう!
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