ウーロン茶の育毛効果!中国人にハゲが少ないのはウーロン茶効果かも?


ウーロン茶には本当に育毛効果があるのか? マウスを用いた実験で、ウーロン茶エキスの育毛パワーが明らかに。

その研究結果を発表したのは、大手毛髪クリニック「リーブ21」。2016年の第136回日本薬学会で、ウーロン茶エキスの育毛効果について発表。

ウーロン茶といえば中国。確かに、かつて「アデランス」が調査した世界の薄毛率において、21ヵ国のなかで中国の薄毛率はもっとも低い21位。


薄毛率トップ3のチェコ、スペイン、ドイツの40%以上に対して、中国は20%以下ですから、その理由はウーロン茶にあるのかも?といった考えにも至りますね。


いったいウーロン茶の何が薄毛予防に効果があるのかを紹介します!

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ウーロン茶に脱毛抑制効果を確認

参照元:リーブ21
研究報告によると、ウーロン茶(3%)にはAGA(男性型脱毛症)治療薬である「フィナステリド」と同等の「5αリダクターゼ」阻害作用を示しています。

女性の薄毛原因と違い、男性の薄毛の90%以上はAGAが原因。

薄毛症状も全体に薄くなる女性と違い、生え際や頭頂部など、局所的に薄くなるのが特徴であるAGAは、男性ホルモンが髪の成長を止めてしまうDHTに変換されてしまうため、脱毛に至ります。

その際、活躍してしまうのが厄介な5αリダクターゼという還元酵素。

つまり、5αリダクターゼを働かなくすればDHTが生まれないので、ウーロン茶にはAGAによる脱毛を抑える効果があるということになります。



マウスの毛成長試験でも育毛効果を確認

参照元:リーブ21

男性ホルモンで活発になるLNCaP細胞を用いた試験でも、ウーロン茶エキスを添加することで、細胞の増殖が抑制されることを確認しており、男性ホルモンの働きを抑える効果もあるようです。

毛を剃ったマウスの比較試験でも、ウーロン茶エキスが毛の成長に明らかな差をもたらしています。



ウーロン茶の何が育毛促進・脱毛抑制に作用するのか?

ウーロン茶は、緑茶や紅茶とおなじ茶葉からつくられる半発酵茶。

ポリフェノールの一種である「カテキン」が含まれており、強い抗酸化作用をはじめ、血圧上昇抑制や血中コレステロール調節、血糖値調節、抗アレルギー作用など、様々な効能があります。

緑茶にも含まれるカテキンなら、緑茶や紅茶でも同様の育毛効果があってもいいハズですが、ウーロン茶は発酵する過程で「ウーロン茶重合ポリフェノール」が生まれます。

このポリフェノールには強い脂肪分解作用があり、飲むことで血中の脂質が減り、血流改善効果が期待できます。

頭皮に塗布すれば、余分な脂質を取りのぞいてくれるため、髪の土壌である頭皮環境を整えてくれる作用もあるそうです。

強い抗酸化作用のあるポリフェノールはたくさんの種類がありますが、効能はそれぞれなので、おそらく「ウーロン茶重合ポリフェノール」が育毛促進や脱毛抑制に働くのでしょう。



ウーロン茶で薄毛予防するには?


ウーロン茶をただ飲めばいいだけ。さらに洗髪時にウーロン茶で頭を洗えば、内側から外側から効率よく育毛を促せます。

毎日コーヒーを飲む人であれば、ウーロン茶にかえてみるのも一考。

とくに皮脂が多く、髪や頭皮のベタつきが気になる人は、ウーロン茶で頭を洗ってみる価値は十分にありそうですね。

ただし、今ある髪を守ることに関しては期待できそうですが、薄毛が改善するかは別の話しですし、即効性があるとはとても思えないので、最低でも半年は続けてみましょう!