栄養価がたかい果物として知られている「バナナ」には、
育毛をうながす作用があり、AGA(男性型脱毛症)と戦ってくれる
謎の成分も含まれています。
注目されるバナナの育毛効果について、調べてみたことを自己の視点で
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バナナの皮が5αリダクターゼを阻害する?
AGAは過剰な男性ホルモンや5αリダクターゼ(還元酵素)の働き、
また遺伝による感受性が大きく影響します。
それにより、髪の成長を止めてしまう「DHT(男性ホルモンが変化したホルモン)」が
生成されて脱毛が進む。
持って生まれた感受性はどうしようもないが、
過剰な男性ホルモンや5αリダクターゼの働きは、あるていど抑制できますね。
バナナの実ではなく、皮に含まれている「フィトステロール」は、
5αリダクターゼの働きを抑制すると、関西大学により研究結果が報告されています。
フィトステロールは「ノコギリヤシ」にも含まれている
5αリダクターゼの働きを阻害する成分で、
バナナの皮に含まれるものを「シクロユーカレノン」という。
要するに、バナナの皮に含まれるシクロユーカレノンが、
5αリダクターゼの働きを阻害するプロペシアと同じような効果があり、
脱毛を抑えてくれるというわけですね。
普段バナナの皮なんて食べないというより、食べられないですから、
現実的ではないですが、サプリメントなどから摂取することは可能。
バナナ果皮抽出物の実験結果からも
マウスを用いた実験結果からも、市販されている「ノコギリヤシ種子エキス」より、
「バナナ果皮抽出物」のほうが前立腺肥大の抑制効果が高いことを示している。
前立腺肥大のメカニズムとAGAがまったく一緒とまでは言えないが、
還元酵素5αリダクターゼの働きが大きく影響するのは同じ。
同様のプロセスをたどっていることから、
発毛に関してもマウスを用いた実験では、有益な効果を示しています。
バナナの実も発毛を促す効果がある!
バナナはたくさんの栄養素を含んでいることから、栄養価の高い果物ですが、
髪に関してはビタミンB群をバランスよく含んでおり、
中でも「ビタミンB6」が多い。
1本のバナナの実には、ビタミンB6が0.38mg含まれており、
これは1日の必要量の20%にあたります。
ビタミンB6は食事などから摂取したタンパク質の吸収をサポートし、
体内で分解されたアミノ酸が髪に生成されるための助けをする。
髪が合成にはさまざまな栄養素を必要とし、もっとも知られているのが「亜鉛」。
ただ、亜鉛だけたくさん摂取しても、髪の合成をサポートする
ビタミンB6が不足してはムダになってしまう。
さらにビタミンB群は、髪の生成工場である毛母細胞を活発にしたり、
細胞組織の寿命を延ばしたりする働きがある。
頭皮の皮脂の過剰分泌を抑えたり、ターンオーバー(皮膚の生まれ変わり)を
正常にしたりするので、バランスよく含まれているバナナの実も
育毛に良い効果をもたらします。
最後に!
バナナを皮まで普通に食べられれば、日本の薄毛人口がこんなに増えていないかも?
と思えるくらいバナナには秀逸な効果があるようです。
ノコギリヤシより「5αリダクターゼ」抑制効果がたかいのは興味しんしんですが、
いまだにメジャーになっていないところをみると、過剰な期待はできないですね。
一般的なノコギリヤシといっても、抽出方法で得られる効果が大きく違うため、
実験で使用された「ノコギリヤシ種子エキス」によりますし、
「バナナ果皮抽出物」も実験に用いられた同等の成分が
そのまま商品化されているかは疑問。
ですが、今まで利用していた「ノコギリヤシ」をメインとする育毛サプリで、
期待していた効果が得られない方は、試してみる価値はありそうですね!
ちなみに育毛に特化したサプリで、「バナナ果皮抽出物」が含まれているのは
現時点で『MOSIGN(モサイン)』だけ。
定価4,980円という意外と安い価格で販売されています。
「亜鉛」はもちろん、育毛効果がたかい「L‐フコイダン」より強力な
「GA-フコイダン」を含む「ガニアシ」、発毛効果が確認されている
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