おでこの生え際が後退していくＭ字ハゲは、とくに改善が難しいところ。
突っ張った感じで血行が悪く、さらに毛細血管が少ないところなので、
毛母細胞に栄養が届きにくく、髪の毛も元気をなくしてしまう。
それでも進行を防ぐには、たくさんの栄養を含んだ血液を
めいっぱいおでこに届けることが大切。
だからといって、生え際をマッサージしてもほとんど意味がないですから、
ただ、血行促進だけで改善できるほど簡単ではないＭハゲに
効果的なことをまとめてみました！
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なぜ生え際は後退するのか？
体全体の血行が悪いと、ただでさえ毛細血管がすくない生え際に、
栄養や酸素が十分に運ばれず、発毛指令を出す毛乳頭細胞の不活化につながる。
AGA（男性型脱毛症）は、還元酵素であるⅠ型よりも
Ⅱ型5αリダクターゼのほうが脱毛に大きく関わっているといわれています。
そのⅡ型5αリダクターゼが生え際には多く存在しているので、
毛がどんどんなくなっていきます。
生え際のマッサージは効果なし！
例えば、肩こりでマッサージをすれば、一時的に血行が良くなり楽になりますが、
時間がたつと元に戻ってしまいます。
それでもマッサージをする前より楽になれば、行う価値はありますが、
生え際の血行が一時的によくなっても、髪にまったく効果がないですね。
（育毛剤を塗布した時は別ですが…。）
また、生え際には脱毛の原因酵素Ⅱ型5αリダクターゼが
多く存在するところなので、この酵素が刺激により活発になったら大変です。
Ｍ字ハゲに効くけど、副作用が心配な成分！
一般的には薄毛治療で用いられるプロペシア（フィナステリド）に、
Ⅱ型5αリダクターゼを抑制する効果があることから、有効な手段ですが
欠点もあります。
・薄毛の進行を抑制できても、毛を生やす力がほとんどない。
・Ⅰ型5αリダクターゼは抑制できない。
・副作用の心配がある。
また、注意すべき点もあり積極的に利用しにくいことが問題。
さらに、雨上がり決死隊の宮迫が胃ガンになったのは、
プロペシアを服用していたからといった噂もあります。
Ｍ字ハゲに効く天然成分！
あまり知られていない成分では、きのこに含まれている成分
「エルゴチオネイン」に秀逸な効果があります。
シイタケにも含まれており、加熱しても壊れない特徴があるので、
乾燥したモノを煮たり焼いたり調理しても、確実に効果が得られます。
Ｍ字ハゲならシイタケなどのきのこ類は、積極的に摂取しておきたいですね。
・5αリダクターゼの抑制効果がある。
・紫外線の影響で細胞が弱って肌老化が進みますが、強い抗酸化作用もあるため、細胞が活性化されて頭皮が若々しくなる。
・アミノ酸の強力な結合体である髪に、アミノ酸を補充するのは難しいですが、エルゴチオネインは結合した間に入ることができるので、髪を太くすることができる。
エルゴチオネインを主成分とする育毛剤には、「ヘアーリスペクト」、
「エル・グロウ」、「エルゴQ１６」があります。
しかし、価格が高いので躊躇しますね。
悪玉酵素を抑制する一般的な天然成分！
Ｍ字ハゲの原因酵素ともいえる5αリダクターゼを抑制するその他の成分には、
「オウゴンエキス」と「ノコギリヤシ」があります。
5αリダクターゼを抑制するわけではないですが、女性ホルモンの
エストロゲンと似た働きをすることで、男性ホルモンを抑制できる
「ヒオウギエキス」にも効果が期待できます。
ハゲの原因となる5αリダクターゼは何のために存在するの？
そういった疑問をもたれた方はこちらが参考になります。
血行促進につながる行動！
そもそも、頭皮の細い血管だけ血行を良くしようとしても、
そこにたどり着く血流が悪ければ、ほとんど意味をなさないですから、
体全体の血行を促すことが大切。
それにより代謝も良くなり、老廃物が溜まっていないサラサラの血液のほうが、
毛細血管の目詰まりもなく、毛母細胞まで栄養や酸素が運ばれやすくなり、
生え際の毛も元気になります。
・ウォーキング（有酸素運動）
・大人のラジオ体操
・ふくらはぎマッサージ
・割り箸リラックス法
最後に！
生え際の薄毛は、分け目からてっぺんに向けてどんどん進行しますから、
定期的に分け目を変えることも有効ですね。
また、薄毛が目立てば人の目が気になり、どんどんストレスがたまります。
血行不良を招くストレスを溜めないことも、Ｍハゲ改善には大切。
生え際の改善は一筋縄ではいかないですが、最終ラインの突破だけは
許すことなく、数年後鏡をみてガッカリしないようにしっかり守りましょう！