頭皮にかゆみを引き起こすシャンプー剤、どうやら含まれている
「フェノキシエタノール」に原因があるようです。
「シャンプー剤で頭にかゆみが出るのはなぜ?」
最近このように思い、いろいろ調べていくうちにかゆみを引き起こす
犯人がわかりました。
このフェノキシエタノールにアレルギー反応のある方は、シャンプー剤や
化粧品に少しでも入っていると、かゆみなどの症状が出ると
言われている防腐剤。
アレルギー体質で敏感肌の場合、フェノキシエタノールが含まれていない
シャンプーを選ぶことが、自分に合ったシャンプー選びとなることでしょう。
シャンプーでかゆみがでる方は参考にして下さい!
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なぜシャンプー剤にフェノキシエタノールが含まれているのか?
自然由来の成分でできたシャンプーや育毛剤は、防腐剤が入っていないと
どうしても腐ってしまうので、それを防ぐために使用されているのが
「フェノキシエタノール」。
化粧品などにも多く使用されている防腐剤には、人体への影響が懸念される
「パラベン」が有名ですが、
パラベン=悪いものといった情報が世に出回っている為、最近の育毛商品に
フェノキシエタノールが多く使用されるようになったようです。
メーカーの100%天然成分でできているという商品は、※「旧指定成分」を
含んでいないというのが定義。
要するに、人体に悪影響があるのか無いのか判らない成分でも、
「旧指定成分」を含んでいなければ、安心安全な天然成分と謳っているのです。
全てのメーカーではないでしょうが…。
そのため、「旧指定成分」でないフェノキシエタノールが防腐剤として、
アミノ酸系シャンプーや育毛剤に使用されています。
※「旧指定成分」
※「旧指定成分」
化粧品等に含まれる化学薬品の中で、当時の厚生省がガンやアレルギー、
皮膚障害などを引き起こす可能性が高い102の成分を「指定成分」とした。
現在では、「旧指定成分」と呼ばれているもの。
フェノキシエタノールが悪ではない!
間違ってはいけないのが、フェノキシエタノール自体が悪いのではないのです。
人によってはかゆみや炎症を起こす可能性が高いだけであって、
すべての人に悪影響を与えるというものではないですから、
敏感肌の方は注意が必要というだけの事。
同時に、「旧指定成分」に指定されているパラベンにも何種類かあり、
メチルパラベンは食品保存料としても使われているもの。
化粧品では、エチルパラベンやメチルパラベンが長年使われています。
ですので、エチル・メチルパラベンなどが配合されているシャンプーや
育毛剤は比較的安全な防腐剤といえます。
敏感肌の頭皮には、ブチレングリコールがいい!
ブチレングリコール(BG)も天然成分ではないですが、肌への刺激が
少ない防腐剤の一種。
用途としては、抗菌剤や保湿剤として使用される成分で、天然成分エキスを
抽出するためのエキス抽出剤としても使用されています。
ただ防腐効果は、フェノキシエタノールやパラベンより劣るようで、
他の防腐剤も含まれている場合があるので、とりあえず他の防腐剤が
含まれていないか注意しておいた方が良さそうです。
とはいっても、素人にすべての成分がわかるハズがないですから、
エチル・メチルパラベンあたりが配合されているものが無難。
パラベンは水溶性物質ですから、合成界面活性剤のようにバリア層を
破壊して皮膚内部に入ることがない。さらに他の防腐剤より肌への
刺激が少ないといわれています。
最後に!
数多くあるシャンプーの中から、自分にあったシャンプーを選ぶのは
骨が折れますね。その条件の優先順位は、
1.
頭皮にかゆみが出ない。
2.
髪や頭皮に害のないもの。
3.
使用感の良いもの。
4.
価格の安いもの。
こんなところでしょうか。なかでも1と2は、薄毛なら欠かせない条件ですね。
頭皮にかゆみをもたらす成分が特定できたことで、今後のシャンプー選びに
生かしていこうと思います!