薬剤である以上、少々危険な副作用もあります。
ミノキシジルでなくとも、天然成分で構成された国内の育毛剤にも、
危険度は低いですが少なからず副作用はあるものです。
ミノキシジルが配合された発毛剤を長期的に使用する以上、薬剤のリスクを
理解しておくべきだと思い、あらためてミノキシジルの副作用について
まとめました。
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かゆみ、発疹、かぶれ
副作用のなかでもっとも多いのが頭皮のかゆみ。
頭皮に不自然な成分を塗布するのですから、シャンプー剤や
他の育毛剤同様に、皮膚に合わなければ一番起こり得る症状です。
かゆみの程度は人それぞれ違いますし、頭皮にあらわれる症状も
違いますから、我慢できない程のかゆみ又は発疹、かぶれがあらわれたら、
即刻中止して医師に相談しましょう!
軽度のかゆみならば、使用を中止すれば治まりますから、必要以上に
心配することはないです。
むくみ
外用タイプのリアップ(ミノキシジル5%)などは、頭皮への浸透力が低いため、
血管内にまで到達するミノキシジルはわずかですから、むくみが
あらわれる可能性は低いです。
しかし、日本では認可されていない海外製のミノキシジルタブレット
(内服タイプ)では、比較的おきやすい症状です。
通称ミノタブは、FDA(アメリカ食品医薬品局)が注意を促している育毛剤。
また外用タイプでも、海外製の高濃度のものはむくみがあらわれる
可能性が高くなります。
間違えてはいけないのは、ミノキシジル5%程度なら大丈夫という
訳ではないです。少しでも可能性があることには違いないですから、
注意だけは怠らないようにしましょう!
血圧の低下
ミノキシジルはもともと高血圧の患者に投与するために開発された
薬剤ですから、頭皮から浸透して体内に入れば血圧が下がりやすくなります。
全ての人が下がる傾向にあるのかはわかりませんが、自分の経験からすると
リアップX5使用前は、
最高血圧が110~120 mmHg、最低血圧はハッキリ覚えていませんが、
たぶん80 mmHgくらい。
リアップX5使用中は、
最高血圧が90~100 mmHg、最低血圧60~65 mmHgです。
ざっと20 mmHgくらい下がりましたが、問題となるのは最低血圧が
60 mmHgより低くなった場合。ですから、医師曰くこれでも
正常範囲内だそうです。
ミノキシジル5%程度でも、ごく稀に血圧が下がり過ぎる場合が
あるそうなので、血圧の変化にも注意を払いましょう!
動悸、胸の痛み
ミノタブを何年か服用していたら、動悸や胸の痛みの症状が…。
そういった書き込みをよく見かけますから、外用タイプのリアップでも
起こり得る副作用です。
可能性が少しでもある以上は、ミノキシジル5%までの外用タイプでも
注意が必要。海外製の高濃度のミノキシジルであれば、動悸や胸の痛みが
発症する可能性がより高くなります。
最後に!
ミノキシジルが配合された育毛商品は、日本ではリアップだけですが、
1999年に発売されて今までに副作用の重篤なケースは報告されて
いないようです。
愛用者が何十万人もいるといわれている中で、この成績ですから
リアップの安全性が証明されているように思います。
ただし、日本では未承認の海外製のミノキシジル商品、
内服タイプや高濃度の育毛剤は、重篤な副作用が報告されています。
髪を守るなら、同じように使用上の注意もしっかり守りましょう!
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