最近暖かくなってきたと思ったら、夕方になると少し冷え込んだり、
寒暖の差が激しいですから、体調管理が大変です。
体調を崩せば、育毛にも何らかの影響がでそうですから…
テレビなどで今の時期によく耳にする「寒暖差アレルギー」なるものが、
アレルギー体質の私のとっては気になります。
これが抜け毛に影響「する?」「しない?」
答えは直接の影響はないようです。
ちなみに寒暖差アレルギーは「血管運動性鼻炎」とも言うそうで、
免疫系アレルギーの花粉症などと違い、非免疫系アレルギーです。
「アレルギー」という文言に思わず過剰に反応してしまいますが、
髪は何歳になっても、フサフサしていたほうがいいですから、
アレルギーと抜け毛の関係について少し掘り下げてみました。
アレルギーと抜け毛の関係について少し掘り下げてみました。
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アレルギーとは?
人間の体は、外部から異物が入ると排除しようと、抗体を作って
その異物を攻撃します。花粉症を引き起こす花粉は、本来からだに
有害な物ではないのですが、抗体が過剰に反応することでアレルギーは
起こります。
アレルギーのメカニズムは、アレルギーを起こす異物(アレルゲン)が
体内に入ると、抗体に付着し信号伝達物質(ヒスタミン)が放出されます。
これが知覚神経を刺激し、くしゃみや鼻水などによってアレルゲンを
排除しようとします。
様々なアレルギーの種類があり、花粉症などは免疫系といい、
寒暖差アレルギーは非免疫系で、メカニズムが免疫系とは異なるため、
抜け毛に直接は影響ないようです。
免疫系アレルギーと薄毛の関係!
薄毛・抜け毛に悩んでいる方の約7割が何らかのアレルギー症状を
抱えているといわれています。
花粉症などの免疫系アレルギーは、細胞が炎症を起こしますから、
その症状が体にあらわれ、当然頭皮にも悪影響を及ぼします。
なので、抜け毛が起こりやすい状態になります。
痛みや発赤など、さまざまな炎症症状を引き起こす炎症性サイトカインが、
毛乳頭を攻撃し炎症を起こすことで、毛乳頭にある細胞は死んでしまいます。
頭皮がこの状況では、当然ヘアサイクルが乱れ、髪の毛が育つ前に
抜けてしまうので、薄毛に繋がります。
特に、皮膚のむくみ・かゆみ・炎症などが現れていたら、すぐに
対処することが望ましい。
アレルギーから髪の毛を守るには!
アレルギー症状を起こす物質ヒスタミンを抑制することが重要。
このヒスタミンを抑えるには、髪の毛の材料にもなる必須アミノ酸
メチオニンにより、抑えることができるといわれています。
このメチオニンは、アレルギーと薄毛に悩む人にとってとても強い味方です。
肝臓で毒素や老廃物の排除や代謝を促進し、血中コレステロールの
増加による動脈硬化をおさえる働きもあります。
つまり、メチオニンは髪の毛の材料になり、必要な栄養をはこぶ助けをし、
アレルギー症状をおさえる働きもあるのです。
アレルギー体質で薄毛の方には(私も)、メチオニン摂取は必須ですね!
即効には、私も服用している抗ヒスタミン薬などの内服薬が有効です。
メチオニン摂取には!
メチオニンは、必須アミノ酸ですから、食事かサプリメントで摂取する
必要があります。
【メチオニンを多く含む食べ物】
鶏肉・牛肉・羊肉・マグロ・カツオ・牛乳・チーズ・豆腐・納豆・ナッツ類・全粒小麦
「1日の必要摂取量」
健康の目安は13㎎/Kgといわれていますから、体重60Kgの人ですと1日の
必要摂取量は780mgになります。
普通の食事から摂取する場合は問題ないですが、サプリメントからの摂取は、
副作用の報告もありますから、過剰摂取には要注意。
報告例は、1日8g以上の場合に副作用が多いようです。
アレルギー対策・育毛目的なら、1日3gくらいは摂取しておきたいですね。
最後に!
メチオニンの他に抗酸化作用のあるビタミンA・ビタミンC・ビタミンEなどが
アレルギー対策に有効です。
また、ストレスは免疫力を低下させ、アレルギー症状の悪化。
さらに抜け毛増加に繋がるので、ストレスの発散にも心掛けましょう!
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