睡眠不足が健康な髪を育てるのに良くないと言われていますが、実際に何が
髪の毛に悪影響なのでしょうか?
髪の毛が成長する時間
「髪の毛が成長するのは夜22時から2時の間」と言われていますが、
その根拠は「副交感神経が最も活発化し、成長ホルモンが大量に分泌される」
時間帯だからということです。
副交感神経とは、夜眠っている時に働く自律神経です。
また、起きている時に働いているのは交感神経で自律神経はこの2つが
シーソーのように働いています。
睡眠はレム睡眠(浅い睡眠状態)・ノンレム睡眠(深い睡眠状態)が90分周期で
繰り返されて、ノンレム睡眠は、眠りはじめの3時間に多くみられることから、
この時に成長ホルモンが大量に分泌されるのです。
ですから、一般的な就寝時間である22時から2時の間が、髪の成長の
ゴールデンタイムとされているようです。
髪の毛が成長するのは時間ではなく、成長ホルモンが大量に分泌される時間
されている夜勤の方は皆、薄毛・ハゲということになってしまいますから。
実際に、定年まで夜勤をされていた知り合いの人がいますが、70歳を過ぎた
今でも髪はフサフサです。
短眠と寝不足はちがう?
寝不足は髪の毛に悪影響を与えると言われていますが、短い睡眠=寝不足ではない。
翌朝起きた時に、前日の疲れが取れていない。頭がスッキリしない。
眠くてしょうがない等、睡眠に不満が残るのが寝不足なのでしょう。
反対に4時間半の睡眠でも、翌朝起きた時にそれらの睡眠の不満が残って
いなければ、寝不足ではない。
眠りはじめの3時間に、深いノンレム睡眠に入れば疲れた身体を修復する
成長ホルモンが大量に分泌されますから、睡眠の時間より質の高い睡眠を
とることが重要です。
質の高い睡眠とは?
私は、1年ほど前から週4日くらいは4時間半睡眠です。夜中2時までパソコンを
使っています。喫煙者です。
育毛には良くないとされていることですが、今のところ薄毛は進んでいないように
思えます。おそらく、質の高い睡眠がとれているおかげなのでは…
眠りの浅いレム睡眠時に夢を見ると言われています。
深いノンレム睡眠時には夢を見ないそうですが、1年間で夢を見たのは
数10回程度ですから、成長ホルモンが大量に分泌される深いノンレム睡眠が
とれている=質の高い睡眠。
短眠でも、抜け毛に影響がないのでしょう。
短眠でも長眠でも質の高い睡眠をとる事が髪の毛には大切な事!
睡眠時間を多くとれれば良いことですが、実際には仕事・勉強などで
難しいときがあります。
睡眠時間を多くとっても、翌朝身体の疲れが残っていては髪の毛にも
良くないですから、反対に短眠をたまには取り入れるのも良策です。
コツとしては、
・毎朝同じ時間に起きる。
・休みの日には遅くても1時間程度の時間差にする。
・朝日を遅くても9時までには浴びる。
・寝酒はしない。
・寝入る時間を変えることで睡眠時間を調整する。
・睡眠の周期はおよそ90分ですから、睡眠時間は90分丁度の倍数にする。
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