リアップX5プラスは腎臓の悪い人になぜ注意が必要なのか?


リアップX5プラスに限らず、リアップシリーズすべてにおいて、

「腎臓が悪い人は医師または薬剤師に相談すること」

と取り扱い説明書に注意書きされているので、
腎臓の悪い人でも使えないことはないですが、利用する人は少ないでしょう。


心配になるのは、今は問題なくても使い続けることで腎臓が弱っていくこと。

これに気付かないで、どんどん悪化していったら育毛どころではないですし、

たとえ腎臓に問題を抱えていないと思っても、自覚していないだけで
もしかしたら腎臓が弱っている可能性もあるので注意したいですね。


その不安要因となるのが、リアップシリーズすべての主要成分である「ミノキシジル」。(ちなみに、プレリアップシリーズはミノキシジルが含まれていません)

決して完治することがない男性の脱毛症ですから、髪を諦めるまで使い続ける必要があるため、
「腎臓にどのような影響をもたらすのか?」くらいは知っておいたほうがいいでしょう。

私個人も、3年以上リアップX5を利用してきた経験から、
腎臓へ負担をかけていると疑われる症状もあわせて紹介します!

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そもそも腎臓はどのような働きを担っているのか?


リアップX5プラスは腎臓の悪い人になぜ注意が必要なのか?-9

老廃物を体から出す


腎臓は血液をきれいにするフィルターの役割があり、
老廃物や塩分を尿として体の外へ排出してくれます。

また、体に必要なものは再吸収し、体内に留める働きもしていますが、
腎臓が弱ると尿が出にくくなり、不要な老廃物などが体内に蓄積してしまうため、
尿毒症になることもあります。


血圧を調整する


腎臓は塩分と水分のバランスもコントロールしており、血圧も調整しています。

血圧が高くなると、塩分と水分の排出を増やし、血圧を下げます。

その一方、血圧が低くなると、塩分と水分の排出を減らし、血圧を上げます。

このように、腎臓は血圧と密接に関係しており、
腎臓の機能低下により高血圧になることもあるのです。

また、高血圧症はつねに腎臓に負担をかけ続けるため、
腎臓機能を悪化させることもあります。


赤血球生成の指令を司っている


血中の赤血球は、腎臓から出るエリスロポエチンという造血ホルモンの刺激を受け、
骨髄の中にある細胞によりつくられます。

腎臓の働きが悪くなると、このエリスロポエチンが少なくなるため、
赤血球が不足して貧血になることがあります。

体液量を調整する


腎臓は体内の体液量を調節しているため、腎臓が悪くなると体のむくみにつながります。

また、腎臓はイオンバランスの調整もしており、バランスが崩れると
めまいなどの症状や疲れが蓄積して、体にさまざまな不調があらわれます。



リアップX5プラスの副作用のリスクは発毛成分


リアップシリーズが国内で唯一の発毛剤といわれるのは
「ミノキシジル」が含まれているからで、
薬剤であるミノキシジルの持つ特性が副作用の要因になっているのは確か。

リアップX5プラスはミノキシジル濃度が5%。その他のリアップシリーズは
すべてミノキシジル濃度1%なので、いちばん副作用が強く出やすい。

ただしリアップの場合、アルコールがほとんどを占めているので、
アルコールの影響も軽視できないですが、今回は省きます。

もともとミノキシジルは発毛成分として開発されたわけではなく、
降圧剤として開発され利用されてきました。

たまたま降圧剤として投与されていた患者に発毛がみられたため、
研究を進めていくうえで、ミノキシジルに発毛効果が確認された経緯があり、

頭皮に局所的に塗ったとしても、血中に入り込んで血圧が下がる可能性があります。



ミノキシジルが腎臓へ負担をかける理由



ミノキシジルは体にとっては異物。そのミノキシジルを排出しようと、
フィルターの役目をしている腎臓に負担をかけることが考えらえます。

ミノキシジルは、内服タイプのミノキシジルタブレットなどもありますが、
育毛のために利用されるミノキシジルは、安全性を考慮し外用薬として利用されています。

たとえ外用薬でも、頭皮から浸透し血中にとり込まれるため、
わずかであっても腎臓には余分な負担。

使いはじめは腎臓に問題を抱えていない人でも、何年も何十年も負担をかけ続ければ、
機能低下を招いてしまう可能性は否定できないでしょう。

これがもともと腎臓に問題を抱えている人なら、
さらなる悪化が容易に想像できるので注意が必要。
というより利用しないほうが賢明です。

ちなみに、ミノキシジルの内服タイプはAGA治療薬としては、
どの国でも認可されていません。



健康な人ほど「気づかない!」というリスク


もともと腎臓に何らかの問題を抱えている人なら、
注意深く体の不調を監視するため、もしかしたらリスクが低いかもしれません。

しかし、健康な人ほど腎臓の機能低下を見過ごしてしまう可能性があります。

実際に私の場合、リアップX5を利用している時に「動悸」が頻発していましたが、
これがリアップX5のせいだと気づかなかったです。

リアップX5をやめ、医薬部外品の育毛剤に替えてから、
頻発していた動悸がリアップX5の副作用だったと気づきました。

当然、使っているうちに齢を重ねるので、「動悸は齢のせい?」と思っていたのですが、
リアップX5をやめたらピタッと動悸がなくなりました。

もちろん、動悸くらいなら健康被害とは言えないですが、
これが髪を諦めるまで続けるとなると、どういった重い症状まで進むのか?
です。

なので、健康な人ほど気づかないですから、医薬品を使い続ける以上、
「自分の健康は自分で管理する」そうした自己管理が必要ではないでしょうか。



腎臓が弱ってくるとあらわれる症状


とはいっても、腎臓の機能低下であらわれる症状を理解していないと、
注意もできないですね。

ただ厄介なのは、どの症状も他に原因があると感じさせる症状ばかりなので、
腎臓が弱っていると気づきにくいこと。それでもまとめてみると、

・むくみ

・尿量、夜間尿

・だるさ

・貧血

・かゆみ

・高血圧症

・めまいや疲れの蓄積


むくみ


体の水分調整がうまくいかない状態になり、
尿からタンパクが漏れる事態になることもあり、アルブミンが低下することで
むくみに含みにつながります。

尿量、夜間尿


通常であれば夜間は尿が濃縮されるため、トイレに行く回数が減りますが、
腎臓の機能低下により尿の濃縮機能が低下すると、夜間にトイレに行く回数が増えます。

だるさ


異物の中には毒素も含まれるため、尿毒症物質が蓄積して尿毒症症状につながることもあり、
その1つとしてだるさを感じることがあります。

貧血


酸素をはこぶ役割のある赤血球が減少するため、貧血気味になります。

かゆみ


うまく老廃物が排出されないと、血中だけでなく皮膚にもたまってしまうため、
かゆみ受容体であるミュー・ペプチド受容体を刺激して、
その電気信号が脳へ伝わってかゆみを感じることもあります。

高血圧症


ミノキシジルは降圧剤なので、通常であれば血圧が下がります。

しかし、体内の水分などのコントロールがうまくいかなくなると、
血圧が上がる恐れがあります。

めまいや疲れの蓄積


腎臓はイオンバランスの調整もしているため、
体の不調としてめまいや疲れがあらわれることもあります。



経験から腎臓が弱っていると感じたのは?


リアップX5プラスは腎臓の悪い人になぜ注意が必要なのか?-11

経験上、「貧血」「だるさ」「めまい」「疲れ」くらいが腎臓の機能低下と思われる症状。

リアップX5を止めてもこれらの症状は続いていますし、
止めたからといってすぐ改善されるものではないので、
実際のところよく分からないですね。

ただ、全てにおいて症状が軽くなっているのは確かですが、
おそらく腎臓に限ってはそれほど影響がなかったのでしょう。



最後に!


リアップは医薬品なので、その他にも色んな副作用があるので、
くれぐれも注意しましょう。

だからといって、ミノキシジル1%のリアップX5プラス以外なら、
「副作用が低いのでは」と思われる人もいますが、
副作用のリスクが5分の1になることはないです。

感覚としては3割ていど低くなるだけで、それほどリスクは変わらないので、
もしリアップを始めたり継続したりするならリアップX5プラスです。

ミノキシジル1%のリアップジェットを試したことがありますが、
2ヵ月後くらいからめちゃくちゃ髪が抜け始めました。

つまり、副作用は3割減でも、育毛効果はまったく違うので割に合わないです!