薄毛・AGA治療に用いられる治療薬の効果と副作用を比較!


男性の薄毛の場合、全体に髪のボリュームがなくなる女性と違い、生え際やてっぺんが局所的に薄くなるAGA(男性型脱毛症)が90%以上を占めています。

そのAGA治療するうえで、エビデンス(科学的根拠)が確立されているのが、「フィナステリド」「デュタステリド」「ミノキシジル」ですね。

AGA治療薬として推奨されているため、病院やクリニックで処方してもらえますが、病院などでの治療には抵抗があり、個人輸入で安く利用することも可能なので、自宅でこっそり薄毛治療する人も多い。

しかし、その効果と引き換えに副作用が起こりやすいのも事実。

なかには効果のわりに、副作用のほうが強い場合もありますし、外用薬と内服薬でも副作用はまったく異なるので、注意が必要な内服薬も存在します。

そこで今回は、AGA治療に用いられる治療薬のそれぞれの効果と副作用を比較してまとめてみました!

【スポンサードリンク】

AGA治療薬として推奨されているのはこれ!

AGA治療として、厚生労働省からお墨付きをもらっているのは、「フィナステリド内服薬」「デュタステリド内服薬」「ミノキシジル外用薬」です。

日本皮膚科学会ではAGA治療の推奨レベルとして、Aランク、Bランク、C1ランク、C2ランク、Dランクの5段階にランク付けしています。

強く推奨するとされるAランクは、フィナステリド内服薬、ミノキシジル外用薬の2種類のみ。

ただし、このAGA診療のガイドラインは2010年に策定されたもので、デュタステリドを有効成分とするザガーロは、20159月に厚生労働省より新たにAGA治療薬として認可されています。

ちなみにフィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルというのは成分名で、それぞれの成分を含む商品名は

フィナステリド ⇒ プロペシアなど
デュタステリド ⇒ ザガーロなど
ミノキシジル ⇒ リアップなど

この他にも有効成分が同じで、海外製の名称が異なる商品が多数存在します。



AGA治療薬それぞれの効果!

フィナステリド内服薬(プロペシア)

フィナステリドは、一般的に脱毛の抑制に用いられる内服薬。

AGAの原因であるDHTは、ヘアサイクルを短縮して髪の成長を阻害するため厄介なホルモン。男性ホルモンをDHTの変換してしまうのは、5αリダクターゼという体内の還元酵素。

フィナステリドが体内に入ると、この5αリダクターゼが働かなくなりDHTが抑制されて、脱毛を抑えることができます。

男性の薄毛の場合、遺伝的要因が大きいのは、男性ホルモンとこの5αリダクターゼが結びつきやすい感受性を受け継ぐからですね。

もちろん、受け継いでいるからといって、必ずしもハゲになるわけではなく、あくまでハゲやすい体質を受け継いでいるだけ。



デュタステリド内服薬(ザガーロ)

デュタステリドもフィナステリド同様に、脱毛の抑制に用いられる内服薬。

フィナステリドより1.6倍の発毛効果が臨床データで確認されており、価格がそれほど変わらない事から、病院やクリニックで人気のAGA治療薬。

5αリダクターゼはⅠ型とⅡ型の2種類あり、フィナステリドはⅡ型しか効かないですが、デュタステリドはⅠ型とⅡ型の5αリダクターゼの働きを阻害します。

一般的には、Ⅱ型5αリダクターゼのほうが脱毛を強めるといわれていますが、Ⅰ型の存在も無視できないのも事実。その結果として、フィナステリドより1.6倍の発毛効果というデータにあらわれているのでしょう。

脱毛の原因であるDHTを抑制することにより、まだ毛根が元気な状態なら発毛まで十分に期待できます。


ミノキシジル外用薬(リアップ)

フィナステリドとデュタステリドは脱毛を抑制する薬に対して、ミノキシジルは発毛を促す薬。

毛細血管を拡張して、栄養分を含んだ血液が毛根にしっかり行き渡ることで、発毛が促されるという働き。

いわゆる血行促進効果、ただ頭皮の血行が促されるだけで発毛するのであれば、他の血行促進効果がある成分でも発毛するという事になります。

しかし、実際には血行促進効果があるたくさんの他の成分では発毛効果まで確認されていないですから、ミノキシジルには血行促進以上の効果があると考えるのが妥当。

数多くある成長因子の中でも、発毛因子を増やすことから、血管の新生、毛包を大きく育てる効果などが取りざたされています。

それでもミノキシジル5%の外用薬の著明改善率は、大正製薬の臨床データによれば1割程度。それもほとんどがてっぺんハゲタイプ。生え際にはほとんど効果がないのが実情。

そういった事もあり、ミノキシジル内服薬(ミノタブ)を利用する人が多いですね。




ミノキシジル内服薬はどこの国でも認可されていない薬

いちばん注意したいのは、ミノキシジル内服薬。リアップなどの外用薬であれば、その作用は主に頭皮に働きますが、内服すれば全身に作用します。

ミノキシジル外用薬は認可されていますが、ミノキシジル内服薬はどこの国でも認可されておらず、米国のFDA(食品医薬品局)も副作用を注意喚起しています。

高い発毛効果と引き換えに、ミノキシジル内服薬はさまざまな重篤な副作用が報告されており、個人輸入して自己判断で服用すれば高い副作用のリスクが伴うため、服用は必ず専門医の指導のもとで、が厳守ですね。

外用薬では頭皮への吸収率が低いこともあり、満足いく効果まで得られる人は1割程度。内服すれば体毛が濃くなるのはもちろん、頭髪の発毛効果も絶大なので、ミノキシジル内服薬を利用する人が多い理由。

一般の病院では処方されないですが、AGA専門クリニックではその高い発毛効果から、処方されることもあるので、異常を感じたらすぐに医師に相談しましょう。




AGA治療薬それぞれの副作用と注意点!

フィナステリド内服薬(プロペシア)

主な副作用として、食欲減退・全身倦怠感・肝機能障害・性欲減退・勃起機能不全・乳房障害・抑うつ症状など。

副作用発現率はプロペシアの添付文書によると4.0%なので、それほど高い確率ではないので、使用方法を間違えなければ、比較的安全な薬といわれています。

しかし、無理やり男性ホルモンを抑えつける薬ですから、耐性やポストフィナステリド症候群といった事も取り上げられています。



注意したい点は、「女性・子供は触れることもNG」「肝機能に不安のある人もNG」「献血は1ヵ月以上服用を中止してから」「用量は厳守」



デュタステリド内服薬(ザガーロ)

主な副作用はフィナステリドとほぼ同じで、大きな違いは副作用発現率。

発毛効果がフィナステリドより1.6倍に対し、副作用の確率が2.5倍も高い10.9%という点。

注意点もほぼ同じですし、耐性やポストフィナステリド症候群といった同様の心配点もあり、副作用発現率が高いので専門医に処方してもらいましょう。



ミノキシジル外用薬(リアップ)

主な副作用は、頭痛・めまい・胸の痛み・動悸・体重の増加・痒み・むくみ・かぶれ・発疹・頭皮の赤みなど。

国内では、ミノキシジル5%のリアップX5プラスが最高濃度ですが、海外製ではそれ以上に高濃度の外用薬もあります。

とうぜん、高濃度になれば副作用発現率も高くなり、痒みや赤く炎症するといった軽度な副作用はかなり高い確率で生じます。

また、心臓や腎臓に障害のある人は医師や薬剤師に要相談。女性の場合はミノキシジル1%のリアップリジェンヌが推奨されています。

もともと、降圧剤として開発された薬なので、いくら吸収率が低いといっても、個人的には血圧の低下や動悸を経験しています。痒みもです。




最後に!

個人輸入して自宅で安く治療することも可能ですが、医薬品である以上どのような副作用が起きても対応できるように、病院などで処方してもらいましょう。出来ればAGA専門クリニックがおすすめです。

AGA治療薬の効果をまとめると、

・フィナステリド内服薬(プロペシアなど)…Ⅱ型5αリダクターゼを阻害し脱毛の抑制

・デュタステリド内服薬(ザガーロなど)…Ⅰ型・Ⅱ型5αリダクターゼを阻害し脱毛の抑制

・ミノキシジル外用薬(リアップなど)…血行促進作用により発毛を促進

AGA治療薬に関する事をまとめましたが、薬の効果や副作用をしっかり理解したうえで、AGA治療に取り組んでいきましょう!


関連記事

『剛力彩芽』CMAGA(男性型脱毛症)治療新薬とは?