夜勤などの変則生活は薄毛になりやすい!原因と対策はこれ



巷では、「髪が成長するのは22時から2時までの間だから、その時間に眠りましょう!」

といった感じで眠る時間を重要視されているが、
これだと、昼夜逆転生活している夜勤の人は薄毛の人ばかりになってしまう。

実際にはそんな現象はみられないですから、昼間寝ても髪はちゃんと育ちます。

眠る時間が重要ではなく、睡眠の質が重要。昼間眠るという生活スタイルは、
どうしても睡眠の質が下がりやすいため、薄毛要因となりやすいのは事実ですが…。

抜け毛の増加や薄毛など、髪のトラブルを招かない為の
原因と対策をまとめてみました!

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夜勤が薄毛になりやすい理由!

いちばんの理由は、睡眠不良により成長ホルモンの分泌が減ることにあります。

髪が睡眠中に成長するのは、この成長ホルモンが髪の成長を促すから。

成長ホルモンの中には髪を成長させるホルモンも分泌されるため、
髪の生成や合成に関わる成長因子を増やそうと、いくら育毛商品でガンバっても、
そもそもの睡眠の質が低いと成長因子を生みだせないので、成長ホルモンの分泌が重要。

深く眠ると大量分泌されるこの成長ホルモンは、いくら睡眠時間を十分にとっても
浅い睡眠だと分泌量が減ってしまう特徴があります。

普通に夜寝る場合でも、十分な睡眠時間をとっているにも関わらず、
翌朝疲れが残っているのは、成長ホルモンの分泌が少ない浅い睡眠の証し。

通常生活でも、こういった症状が頻繁に起きているのですから、
朝寝て夕方起きるといった生活では、さらに体の疲れが修復されない状態になりやすい。

つまり、成長ホルモンによって修復されるハズが、十分に修復されていないのですから、
成長ホルモンの分泌が少なく、髪の成長にも支障をきたします。



昼間に眠ると睡眠不良となりやすい理由!


・リラックスできなくて寝つきが悪い

・寝てもすぐに目が覚めてしまう


寝つきが悪くなるのは、寝室環境や就寝前の飲食などの外的な条件も影響しますが、
体内では以下の状態になっていることが要因。

・交感神経と副交感神経の切り替えがうまく行かない

・深部体温が高い


自律神経のバランスが悪い

日中はたらく交感神経が優位になっていると、睡眠ホルモンと呼ばれている
「メラトニン」の分泌の障害となるため、寝つきが悪くなったり
目が覚めてしまったりします。

テレビやスマホ、パソコンを寝る直前まで見たり使ったりしていると、
交感神経が優位になってしまいますし、

食べ物や飲み物、刺激の強い物などは就寝1時間前まで、
コーヒーやお茶(麦茶はノンカフェイン)など、「カフェイン」を含んでいる物は
3時間前まで。

交感神経ではなく、体をリラックスさせる副交感神経が優位になる状態を
つくり出すことが大切。


深部体温が高いと寝つきが悪くなる

また、朝から昼にかけて深部体温が高くなるため、寝つきが悪くなっても
成長ホルモンの分泌に支障をきたします。


だからといってシャワーだけで済ますと、深部体温が下がらず
さらに寝つきが悪くなり睡眠不良となってしまう。

ヒトの体は冷えると臓器を守ろうとして、温かい血液を臓器に送ってしまうため、
安易に表面体温を下げる行為は深部体温を上げ、交感神経まで活発にしてしまう。

意外とここを間違えている方が多いようで、逆効果になることをしては
抜け毛が増えてしまいます。


それなら、どうすればいいかというと、眠くなる状態をつくり出せばいいこと。

ヒトの体は深部体温が急激に1℃下がると眠くなる特徴があり、
これを利用すればスッキリ熟睡できます。

シャワーだけではなく、湯船につかって深部体温を一時的に上げてやれば、
ヒトの体は深部体温を下げようとして、手足の末端部に温かい血液を送り、
血液が冷やされて一気に深部体温が下がります。


赤ちゃんが眠る前に手足があつくなるのはこのため。

つまり、手足の末端部の毛細血管がラジエーターの役割をして、
深部体温を一気に下げるから眠くなるのです。

通常のライフスタイルを送っている方にも言えることなので、
シャワーだけで済ませば睡眠不良となりやすく、薄毛に繋がります。



変則生活でも薄毛にならない対策!

髪を成長させる質の高い睡眠が、育毛に重要なのはわかって頂けたと思いますが、

よりリラックスして、副交感神経を優位にさせる状態をつくり出すには、
熟睡できる寝室環境を整えることも大切ですし、直前の行動にも気を付けたいですね。

光の遮断…寝室を遮光カーテンにする。もしくはアイマスクを着ける。

雑音の遮断…耳栓をして眠る。

寝酒…アルコールは3時間後に毒素に変わるため、その代謝に肝臓が働いてしまう。

考え事をしない…脳が覚醒してしまい、睡眠が浅くなる。


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